運行管理者(貨物)の過去問
令和4年度 CBT
実務上の知識及び能力 問29_2

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問題

令和4年度 CBT 運行管理者試験(貨物) 実務上の知識及び能力 問29_2 (訂正依頼・報告はこちら)

運行管理者は、荷主からの運送依頼を受けて、下の図に示す運行計画を立てた。この運行に関する次の記述について、解答しなさい。なお、解答にあたっては、<運行計画>及び選択肢に記載されている事項以外は考慮しないものとする。

<運行計画>
A地点から、重量が5,250キログラムの荷物をB地点に運び、その後、戻りの便にて、C地点から5,000キログラムの荷物をD地点に運ぶ行程とする。当該運行は、最大積載量6,000キログラムの貨物自動車を使用し、運転者1人乗務とする。

当該運転者は前日の運転時間が8時間30分であり、また、翌日の運転時間を8時間30分とした場合、当日を特定の日とした場合の2日を平均して1日当たりの運転時間が「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」(以下「改善基準告示」という。)に違反しているか否について、【正しいものを1つ】選びなさい。
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  • 違反していない
  • 違反している

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この過去問の解説 (3件)

01

運行計画につての問題です。

運転時間は、2日を平均して9時間以内である必要があります。

選択肢1. 違反していない

この選択肢は、誤りです。

当日の運転時間が10時間を超えています。

なので、2日を平均した運転時間が、9時間を超えてしまいます。

なので、違反しています。

選択肢2. 違反している

この選択肢は正しいです。

当日の運転時間が10時間を超えています。

なので、2日を平均した運転時間が、9時間を超えてしまいます。

なので、違反しています。

まとめ

運転時間が2日で9時間以内でないといけないので、気を付けて問題を解きましょう。

参考になった数17

02

この問題は、前後の人の平均運転時間が改善基準告示に適しているかどうかが問われています。内容を確認していきましょう。

選択肢1. 違反していない

運転時間は前後の日と合わせた時間の2日間平均は9時間とされています。

本件は、該当日の拘束時間が13時間40分、前後の日で8時間30分です。

前後のいずれの日も、前後との拘束時間平均が9時間を超えることとなりました。

 

そのため、この選択肢は誤りです。

選択肢2. 違反している

運転時間は前後の日と合わせた時間の2日間平均は9時間とされています。

本件は、該当日の拘束時間が13時間40分、前後の日で8時間30分です。

前後のいずれの日も、前後との拘束時間平均が9時間を超えることとなりおり、違反です。

そのため、この選択肢は適切です。

まとめ

拘束時間は2024年度の法改正でも変更なく、前後の日と該当日の平均労働時間で判断されますので、誤りがないか注意しましょう。

参考になった数5

03

改善基準告示に運転時間に関する規定があります。問題文は長いですが、求められている事項を読み取り、落ち着いて学習した知識を記憶から呼び出せばすぐに正誤が判断できます。

選択肢1. 違反していない

誤りです。

 

改善基準告示においては、運転時間は2日平均で1日あたり9時間以内である必要があります。

 

また、問題文の運転計画から運転時間を合計すると、10時間を超えていることが分かります。つまり、前日の運転時間(8時間30分)と平均すると1日あたりの運転時間が9時間を超過することになります。

 

よって、改善基準告示違反となりますので、「違反していない」とは言えません。

選択肢2. 違反している

正解です。

 

改善基準告示においては、運転時間は2日平均で1日あたり9時間以内である必要があります。

 

また、問題文の運転計画から運転時間を合計すると、10時間を超えていることが分かります。つまり、前日の運転時間(8時間30分)と平均すると1日あたりの運転時間が9時間を超過することになります。

 

よって、改善基準告示違反となりますので、「違反している」と言えます。

まとめ

長文問題は分量が多く、取り組みたくない!と思ってしまうかもしれません。ただし、本問のように問われていること自体は意外とシンプルで難易度も低い可能性がありますので、頑張ってアタックしてみてください。長文問題は、食わず嫌いで終わるのではなくチャレンジすることが大事です。

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