運行管理者(貨物) 過去問
令和5年度 CBT
問39 (実務上の知識及び能力 問7)

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問題

運行管理者(貨物)試験 令和5年度 CBT 問39(実務上の知識及び能力 問7) (訂正依頼・報告はこちら)

自動車の運転等に関する次の記述のCに入るべき字句としていずれか正しいものを1つ選びなさい。

雨の降りはじめに、路面の油や土砂などの微粒子が雨と混じって滑りやすい膜を形成するため、タイヤと路面との摩擦係数が低下し急ブレーキをかけたときなどにスリップすることを( C )という。
  • ウェット・スキッド現象
  • クリープ現象

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【ウェット・スキッド現象】です。

 

英語表記すると、「Wet skid」となります。skidとは、名詞で「横滑り」、動詞では「横滑りする、横滑りして突っ込む」等の意味です。

外国の方にも、伝わりそうな名前ですね。

 

 

選択肢1. ウェット・スキッド現象

冒頭の解説の通り、正しい内容です。

選択肢2. クリープ現象

冒頭の解説の通り、誤った内容です。

 

解説するまでもないですが、「クリープ現象」とは、AT車でギアをD(ドライブ)に入れ、ブレーキを離すと勝手に車が進みだすという現象のことです。

ちなみに「クリープ」とは、英語で「creep」。「そっと動く、忍び足で歩く」という意味です。

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02

C に入る言葉は ウェット・スキッド現象 です。
雨が降り始めた直後、路面に浮いた油分やほこりが水と混ざり薄い膜を作ることでタイヤのグリップが弱まり、急ブレーキ時などに滑りやすくなる現象を指します。

 

選択肢1. ウェット・スキッド現象

雨の初期に起こる代表的な滑走現象です。

摩擦係数が下がるため、制動距離が伸びたりハンドル操作が利きにくくなります。

記述と一致します。

選択肢2. クリープ現象

オートマチック車で、ブレーキを離すとエンジンの動力が伝わりゆっくり進む挙動をいいます。

雨による路面滑りとは関係ありません。

 

まとめ

雨の降り始めは特にタイヤが滑りやすく、ウェット・スキッド現象が起こりやすい時間帯です。

速度を落とし、早めのブレーキ操作と穏やかなハンドル操作を心がけることが重要です。

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03

タイヤに起こる現象について問う問題です。タイヤに関する現象としては「ハイドロプレーニング現象」「ウェット・スキッド現象」「スタンディング・ウェーブ現象」の3つがあります。

 

それぞれの現象はカタカナ用語で分かりづらいかもしれませんが、混乱する場合は自ら表を作成するなどしてしっかり区別することを意識してください。

選択肢1. ウェット・スキッド現象

正解です。ウェット・スキッド現象については問題文の説明の通りです。ここでは”路面の油や土砂などの微粒子”をキーワードに覚えてください。

選択肢2. クリープ現象

誤りです。クリープ現象はAT車でエンジンがアイドリング状態において、アクセルペダルを踏んでいないにもかかわらず車両が前進する現象を指します。

まとめ

「クリープ現象」はタイヤに起こる現象とは異なるので、本問は正誤の判断がしやすかったかもしれません。「ハイドロプレーニング現象」や「スタンディング・ウェーブ現象」との2択の場合、内容をしっかり理解しておかないと容易に正誤の判断ができません。キーワードに着目してそれぞれを区別できるようにしましょう。

 

【タイヤに起こる現象のキーワード】

①ハイドロプレーニング現象:水の膜の上を滑走(”ハイドロ”から水をイメージしやすいと思います)

②ウェット・スキッド現象:路面の油や土砂などの微粒子

③スタンディング・ウェーブ現象:波打ち現象(”ウェーブ”から波をイメージしやすいと思います)

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