管理栄養士の過去問
第28回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問44

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問題

第28回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問44 (訂正依頼・報告はこちら)

運動器疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • ビタミンK欠乏は、くる病の原因となる。
  • やせは、変形性関節症のリスク因子である。
  • ビタミンA欠乏は、骨軟化症の原因となる。
  • クッシング症候群は、骨粗鬆症の原因となる。
  • 骨粗鬆症は、若年男性に好発する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/運動器(筋・骨格)系からの出題です。

1.くる病の原因となるのは、ビタミンDの欠乏です。

2.変形性関節症のリスク因子となるのは肥満です。

3.骨軟化症の原因となるのは、ビタミンDの欠乏です。

4.記載の通りです。コルチゾールが過剰分泌され、骨吸収が促進しビタミンD作用が抑制されることで骨粗鬆症の原因となります。

5.骨粗鬆症は閉経後の女性に好発します。

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02

正解は 4 です。

1 ビタミンKの欠乏は、血液凝固傷害などを引き起こします。

2 変形性関節症とは、肥満などにより間接に大きな負荷がかかることによっておこります。

3 ビタミンAの欠乏は夜盲症などの原因となります。

5 骨粗しょう症は高齢女性に好発します。
女性ホルモンであるエストロゲンは、骨吸収抑制作用がありますが、閉経後はエストロゲンが少なくなるため骨粗しょう症が発症しやすくなります。

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03

正解は 4 です。

1、3:ビタミンDの不足により、小児ではくる病が、成人では骨軟化症が生じます。

2:変形性関節症とは、関節内の軟骨が減少または増加して起こる病気です。関節の使用過多、または関節の外傷や化膿などにより関節面がずれることが原因です。

4:クッシング症候群は、コルチゾールの分泌過多の状態であるため、骨粗しょう症を生じます。

5:骨粗しょう症の原因のうち、最も多いのは女性ホルモンの低下であるため、高齢女性に好発します。

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