管理栄養士の過去問
第28回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問46
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問46 (訂正依頼・報告はこちら)
貧血に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 鉄欠乏性貧血では、血清フェリチン値が上昇する。
- 腎性貧血は、エリスロポエチンの産生低下による。
- 鉄欠乏性貧血では、ヘモグロビンの合成が亢進する。
- 悪性貧血は、悪性腫瘍に合併する貧血をさす。
- 胃全摘直後に、巨赤芽球性貧血を発症する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1 鉄欠乏性貧血では血清フェリチンは低下します。血清フェリチンとは、鉄貯蔵糖たんぱく質のことです。この値は全身の鉄貯蔵量と関係しています。
3 鉄欠乏性貧血では、ヘモグロビンの合成は低下します。
4 悪性貧血とは、自己免疫によって胃の粘膜が委縮し、ビタミンB12の吸収が不十分になることによっておこる貧血です。
5 胃の摘出を行った直後は、胃酸の不足によって鉄の還元がされず、うまく吸収されなくなるため鉄欠乏性が生じます。
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02
1:鉄欠乏性貧血では、血清フェリチン値は低下します。
3:鉄欠乏性貧血では、ヘモグロビンの合成は低下します。
4:悪性貧血とは、ビタミンB12の欠乏により起こる貧血です。
5:胃全摘を行うと、ビタミンB12の吸収に必要な内因子がなくなるので、ビタミンB12の不足による悪性貧血が出現します。出現するのは全摘直後ではなく、数年後です。悪性貧血は、巨赤芽球性貧血に分類されます。
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03
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/血液・造血器・リンパ系からの出題です。
1.貯蔵鉄であるフェリチンは鉄欠乏性貧血では低下します。
2.記載の通りです。エリスロポエチンは腎臓で分泌されるので、貧血によって産生が低下します。
3.鉄欠乏性貧血ではヘムが足りず十分なヘモグロビン合成が行われなくなります。
4.悪性貧血は、胃粘膜萎縮に起因する貧血です。
5.胃全摘後、数年後に巨赤芽球性貧血を発症します。
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