管理栄養士の過去問
第28回
臨床栄養学 問138
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問題
第28回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問138 (訂正依頼・報告はこちら)
原発性甲状腺機能低下症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 血清遊離トリヨードサイロニン(FT3)値が上昇する。
- 血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値が上昇する。
- エネルギー必要量が増加する。
- 血清総コレステロール値が低下する。
- 脈拍数が増加する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:甲状腺から分泌されるホルモンである、血清遊離トリヨードサイロニン(FT3)値は低下します。
2:血清遊離トリヨードサイロニン(FT3)値、及びサイロキシン(T4)値が低下するため、分泌を亢進させようとする働きが起こり、血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値が上昇します。
3:代謝が低下するため、エネルギー必要量は減少します。
4:代謝が低下するため、血清総コレステロール値は上昇します。
5:代謝が低下するため、脈拍数は減少します。
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02
1 . 甲状腺ホルモンは脂溶性のため、血液中では大部分がたんぱく質と結合して存在しています。
また、ごくわずかは遊離して存在しています。原発性甲状腺機能低下症では、甲状腺ホルモンの産生が低下しているので、遊離の甲状腺ホルモンも低下します。
2 . 〇
3 . 代謝が低下するため、肥満傾向になります。
それに伴い、エネルギー必要量も低下します。
4 . 肝臓でのLDL受容体発現が低下によりコレステロール取り込みが低下します。そのため、血清総コレステロール値は上昇します。
5 . 交感神経の活動が低下するため、脈拍数は低下します。
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03
1.血清遊離トリヨードサイロニン(FT3)値は甲状腺の機能が低下しているため、値も低下します。
3.甲状腺ホルモンの分泌が低下しているため代謝が下がっていると考えられます。そのためエネルギー必要量は低くなると考えられます。
4.血清総コレステロールは甲状腺機能低下症では上昇します。
5.代謝が低下しているため、脈拍数は低下します。
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