管理栄養士の過去問
第27回
公衆栄養学 問160

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第27回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問160 (訂正依頼・報告はこちら)

ある集団において、食事記録法により把握したビタミンB1摂取量のデータを解析した。ビタミンB1を含むサプリメント摂取による「はずれ値」の影響を受けやすい指標である。正しいのはどれか。2つ選べ。
  • 平均値
  • 最頻値
  • 中央値
  • 変動係数
  • 25パーセンタイル値

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は1.【平均値】と4.【変動係数】です。

はずれ値とは、統計において他の値から大きく外れた値をいいます。

以下、詳細の説明です。

1.○
平均値とは、得られた全てのデータを合計し、データ数で除した値です。
よって、はずれ値の影響を受けやすいです。

2.×
最頻値とは、データの中で最も多く出現する値です。
はずれ値の影響を直接には受けません。

3.×
中央値とは、データを最小値から最大値まで並べたとき中央に位置する値をいいます。
はずれ値の影響を直接には受けません。

4.○
変動係数とは、標準偏差を平均値で除すことで算出された値です。
算出に平均値を用いるため、はずれ値の影響を受けやすいです。

5.×
25パーセンタイル値とは、データを並べたときに最小値から数えて
全体の25%に位置する値をいいます。
はずれ値の影響を直接には受けません。

参考になった数9

02

正解:1、4

平均値とは得られた全てのデータの合計から算出されるため、はずれ値の影響を受けやすいと考えられます。

変動係数とは標準偏差を平均値で除することで算出されるため、はずれ値の影響を受けやすいと考えられます。

2.最瀕値とは最も多く現れる値のため、はずれ値の影響はほとんど受けることがないと考えられます。

3.中央値とはデータを最小値から最大値まで並べたときに、その中央に位置している値のためはずれ値の影響はほとんど受けることがないと考えられます。

5.25パーセンタイル値とはデータを最小値から最大値まで並べたときに、下位から25%の位置に存在する値のためはずれ値の影響はほとんど受けることがないと考えられます。

参考になった数1

03

正解は 1・4です。

はずれ値とは、統計上他の値に比べて極端に離れている値を指します。

1:平均値とは、すべてのデータを合計し、それをデータの数で割ったものです。
はずれ値のデータ数に応じて平均値も左右されるため、影響を受けやすい指標といえます。

2:最頻値とは、最も多くのデータが得られた値のことです。はずれ値が最頻値になることはあまりないため、影響はほぼないといえます。

3:中央値とは、データを値の小さいものから大きいものまで順に並べたとき、ちょうど真ん中にくる値のことです。
平均値とは違い、はずれ値のデータ数の多さには左右されないため、影響は小さいといえます。

4:変動係数とは、標準偏差を平均値で割ったものです。
平均値を用いて算出するため、影響を受けやすい指標といえます。

5:25パーセンタイル値とは、データを値の小さいものから大きいものまで順に並べたとき、小さい方から25%の位置にある値を指します。
中央値(中央値=50パーセンタイル値)と同様、はずれ値のデータ数の多さには左右されないため、影響は小さいといえます。

参考になった数0