管理栄養士の過去問
第26回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問32

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問題

第26回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問32 (訂正依頼・報告はこちら)

ビタミンとその欠乏症の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 葉酸 -------------- 悪性貧血
  • ビタミンK ---------- 新生児メレナ
  • パントテン酸 ------- ペラグラ
  • ビタミンE ---------- 神経管閉鎖障害
  • ビタミンB12 -------- 角膜乾燥症

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 2 です。

新生児メレナは、新生児がビタミンK欠乏症により、血液凝固の遅延や出血傾向となり、消化管出血をおこした状態のことです。
ビタミンKは腸内細菌からも合成されるが、新生児は腸内細菌が少なく、母乳にビタミンKが含まれていないことから、新生児はビタミンK欠乏になりやすくなります。

1.葉酸欠乏症は、巨赤芽球性貧血、下痢、舌炎などです。
悪性貧血はビタミンB12欠乏で起こります。

3.パントテン酸欠乏は成長障害や皮膚炎、副腎障害などです。
ペラグラはナイアシン欠乏症で起こります。

4.ビタミンE欠乏症は、未熟児の溶血性貧血、神経障害などです。
神経管閉鎖障害は葉酸欠乏で起こります。

5.ビタミンB12欠乏症は、悪性貧血(巨赤芽球性貧血)などです。
角膜乾燥症はビタミンA欠乏症で起こります。

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02

正解は 2 です。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/栄養障害と代謝疾患からの出題です。

1:葉酸の欠乏症として挙げられるのは、神経管閉鎖障害や巨赤芽球性貧血などです。

2:正しい組み合わせです。新生児が吐血や下血など、消化管からの出血をきたす状態です。

3:パントテン酸の欠乏は四肢にしびれがでたり、成長停止が見られたりします。

4:ビタミンEの欠乏では溶血性貧血が見られます。

5:ビタミンB12の欠乏では、悪性貧血を起こします。角膜乾燥症はビタミンAの欠乏で見られます。

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03

1.悪性貧血は、ビタミンB12が欠乏することで起こります。

2.新生児メレナとは、消化管出血のことで、血液凝固に関わるビタミンKの欠乏により起こります。
よって、正しい答えとなります。

3.ペラグラは、ナイアシンが欠乏することで起こります。

4.神経管閉鎖障害は、葉酸が欠乏することで起こります。

5.角膜乾燥症は、ビタミンAが欠乏することで起こります。

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