管理栄養士の過去問
第26回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問48

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第26回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問48 (訂正依頼・報告はこちら)

スギ花粉症のアレルギー発症機序の分類である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • III型
  • V型
  • IV型
  • I型
  • II型

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

Ⅰ型には
食物アレルギー・アトピー性皮膚炎・花粉症
鼻炎・じんましん・アナフィラキシーショックなどがあります。

Ⅱ型には
血液型不適合輸血・溶血性貧血・リウマチ熱
重力筋無力症などがあります。

Ⅲ型には
急性糸球体腎炎・全身性エリテマトーデス
関節リウマチなどがあります。

Ⅳ型には
ツベルクリン反応・接触性皮膚炎・移植時拒否反応などがあります。

Ⅴ型には
バセドウ病があります。

参考になった数23

02

1.Ⅲ型アレルギーとは、免疫複合型で、糸球体腎炎などがあります。

2.Ⅴ型アレルギーとは、自己抗体により組織の機能が異常亢進または低下する刺激型で、基本的な発症
の仕方はⅡ型と同じであり、刺激性という点だけが異なっています。分類されるものとして、バセドウ病など受容体に関する自己免疫疾患が挙げられます。

3.Ⅳ型アレルギーとは、T細胞が関与する遅延型で、移植拒絶反応などがあります。

4.Ⅰ型アレルギーとは、IgEが関与する即時型で、スギ花粉症のほか、アナフィラキシーショックなどもこれに該当します。
よって、正しい答えとなります。

5.Ⅱ型アレルギーとは、細胞障害型で、自己免疫性溶血性貧血や血液型不適合輸血による溶血などが挙げられます。

参考になった数8

03

正解は 4 です。

人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/免疫、アレルギーからの出題です。

アレルギーは反応の起こり方によって、免疫グロブリンの関与するⅠ~Ⅲ・Ⅴ型と、T細胞が関与するⅣ型に分類されます。

スギ花粉症のアレルギー発症機序は、アレルゲンと接触後、わずかな時間で反応を起こす、即時型アレルギーで、Ⅰ型が該当します。

参考になった数4