管理栄養士の過去問
第26回
公衆栄養学 問153

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問題

第26回 管理栄養士国家試験 公衆栄養学 問153 (訂正依頼・報告はこちら)

最近の国民健康・栄養調査の結果からみた成人の栄養・食生活に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • カルシウム摂取量は、20歳代が最も多い。
  • 朝食欠食率は、40歳代が最も高い。
  • 野菜摂取量は、60歳代が最も多い。
  • 脂肪エネルギー比率が30%以上の者の割合は、女性より男性で高い。
  • 食塩摂取量は、年齢階級が上がるとともに減少している。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.カルシウム摂取量が最も多いのは、60歳代です。数値で表すと、20歳代では約400mg前後なのに対し、60歳代では約550mgとなっています。

2.朝食欠食率が最も高いのは、20歳代です。20歳代の男性で約3割、女性で約2割となっています。40歳代では、男性で約2割、女性で約1割です。

3.野菜の摂取量は、60歳代が最も多く、約320gです。
よって、正しい答えとなります。

4.脂肪エネルギー比率が30%以上の者の割合は、男性よりも女性の方が高いです。平成24年の結果では、男性が約20%、女性が約30%でした。

5.食塩の摂取量は、どの年齢層においてもほぼ横ばいです。

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02

1.平成26年度の「国民健康・栄養調査」ではカルシウム摂取量は7-14歳代が最も多いので誤となります。

2.平成26年度の「国民健康・栄養調査」では朝食欠食率は男性 14.3%、女性 10.5%であり、男女ともに
20歳代で最も高く、男性37%、女性23.5%であるので誤となります。

3.平成26年度の「国民健康・栄養調査」では野菜摂取量は60歳代が最も多いので正となります。1日の野菜類摂取量の平均値は292.3g、男性300.8g、女性285.0g
です。男女ともに20歳代で最も少なくなっています。

4.平成26年度の「国民健康・栄養調査」では脂肪エネルギー比率が30%以上の割合は男性23.8%、女性32.6%と女性の方が多いため誤となります。

5.平成26年度の「国民健康・栄養調査」では食塩摂取量は男女ともに60歳代が最も多いので誤となります。

よって正解は3.となります。

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03

平成20年の国民健康・栄養調査を例に解説します。

1.× カルシウム摂取量は20歳代が最も少なく、最も多いのは7-14歳となっています。7-14歳は学校給食などでの補給が例に挙げられます。

2.× 朝食欠食率は20歳代が最も高く、男性は30.0%、女性は26.2%となっています。

3.○ 野菜摂取量は60歳代が最も多く、次に50歳代です。

4.× 脂肪エネルギー比率が30%以上の者の割合は女性の方が高く25.0%、男性は17.4%となっています。

5.× 食塩摂取量は総数では60歳代が最も多くなっています。男性は60歳代、女性は50歳代が最も多いです。

正解は3です。


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