管理栄養士の過去問
第25回
公衆栄養学 問163

a. 特定給食施設の管理栄養士配置基準は健康増進法に規定されているので誤となります。健康増進法には、国と地方公共団体の責務、基本指針の作成、国民健康・栄養調査の実施、保健指導・栄養指導の実施、特定給食施設での栄養管理、受動喫煙防止、特別用途表示と栄養表示基準が規定されています。

b. 保健所の栄養改善業務は地域保健法に規定されているので誤となります。地域保健法には主に、国と地方自治体の責務、地域保健対策の基本指針および支援計画の策定、保健所・市町村保健センターに関する規定の整備などが規定されています。

c. 栄養士免許の取り消しは栄養士法に規定されているので正となります。栄養士法には、栄養士、管理栄養士、国家試験、免許の取り消し等が規定されています。

d. 管理栄養士の国家試験の受験資格は栄養士法に規定されているので正となります。

よって正解は、2. cとd となります。

a.健康増進法に規定されています。

b.地域保健法に規定されています。

a.特定給食施設の管理栄養士配置基準は、健康増進法に規定されていて、管理栄養士を置かなければならない施設と、管理栄養士の必置規定（指定施設）以外の特定給食施設とに分けて規定されています。

b.保健所は地域保健法に基づいて、都道府県、政令指定都市、中核市、特例市、その他指定された市（保健所設置市）、特別区が設置したものなので、保健所の栄養改善業務も地域保健法により、規定されています。

c.栄養士免許の取消については、栄養士法の第5条で、都道府県知事は、当該栄養士に対する免許を取り消し、又は一年以内の期間を定めて栄養士の名称の使用の停止を命ずることができると、規定されています。
よって、正しい答えとなります。

d.管理栄養士国家試験の受験資格については、栄養士法の第5条、免許の取消とともに規定されています。
よって、正しい答えとなります。

上記より、正しい答えの組合せは、2番のcとdです。