管理栄養士の過去問
第24回
社会・環境と健康 問5

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問題

第24回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

保健統計に関する記述である。正しいのはどれか。
  • 平均寿命は、その年次に死亡した人の平均年齢である。
  • 合計特殊出生率は、1人の女性が生涯に産む女児の人数を意味する。
  • 老年化指数は、総人口に占める老年人口の割合である。
  • 標準化死亡比の計算には、昭和55年モデル人口を用いる。
  • 新生児死亡は、生後4週未満の死亡である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.平均寿命は、0歳児の平均余命を示しています。

2.合計特殊出生率は、1人の女性が生涯に産む男女の人数を表しています。

3.老年化指数は、年少人口に対する老年人口の割合です。

4.標準化死亡比の計算には、昭和60年モデル人口を用います。

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02

1.平均寿命と平均余命は密接に関わっていて、まず平均余命とは、各人がx歳のときに、あと何年生きることができるかを示すもの、そしてこのxに当てはまる数字が0であるときの平均余命を、特に平均寿命と呼びます。

2.合計特殊出生率とは、15~49歳の女性の年齢別出生率を合計したもので、1人の女性が仮にその年次の年齢別出生率で、一生の間に産むとしたときの平均したこどもの数です。

3.老年化指数とは、老年人口を年少人口で割って100をかけたもの(年少人口に対する老年人口の割合)で、現在増加しています。

4.標準化死亡比とは、期待死亡数(観察集団が基準集団と同じ死亡率であると仮定した時に、観察されるであろう死亡者数)に対する観察集団の死亡数の割合のことです。

5.新生児死亡率とは、出生数に対する新生児の死亡数のことで、生後4週未満の死亡と定められています。
よって、正しい答えとなります。

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03

1. 平均寿命とは、出生時の平均余命であるので誤となります。

2. 合計特殊出生率は、一人の女性が一生の間に産む子どもの平均数であり、女児のみではないので誤となります。

3. 老年化指数は年少人口(0~14歳)に対する老年人口(65歳~)の割合であるので誤となります。

4. 標準化死亡比とは、標準的な年齢構成に合わせて、地域別の年齢階級別の死亡率を算出して比較する方法であり、誤となります。死亡率には通常、年齢によって大きな違いがあるため、異なった年齢構成の地域別の死亡率をそのまま比較することはできないため用いられます。

5. 新生児死亡率とは、生後4週間未満の新生児の死亡率であり、正となります。

よって正解は、5. となります。

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