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管理栄養士の過去問 第24回 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問27

問題

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代謝とその調節に関する記述である。正しいのはどれか。
   1 .
リポたんぱく質リパーゼは、インスリンによって抑制される。
   2 .
アイソザイムは、同一反応を触媒するが構造の異なる酵素である。
   3 .
グリコーゲン合成酵素は、アドレナリンによって活性化される。
   4 .
HMG-CoA還元酵素は、アセチルCoAによるフィードバック制御をうける。
   5 .
アロステリック効果は、基質結合部位へのリガンドの結合によって生じる。
( 第24回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問27 )
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この過去問の解説 (3件)

12
1.リポたんぱく質リパーゼは、インスリンにより抑制されません。インスリンにより抑制されるのはホルモン感受性リパーゼです。

3.グリコーゲン合成酵素は、アドレナリンによって抑制されます。

4.HMG-CoA還元酵素は、コレステロールによるフィードバックをうけます。

5.アロステリック効果とは、酵素たんぱく質の基質結合部とは異なった部位に基質以外のものが結合したんぱく質が変性し、活性が変化する現象をいいます。

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5
1.× リポたんぱく質リパーゼは、インスリンによって合成亢進されます。
 リポたんぱく質リパーゼとは、リポたんぱく質(脂質とたんぱく質の複合体の総称)中のトリアシルグリセロールを分解する酵素です。
 インスリンは、脂肪組織のリポたんぱく質リパーゼを活性化(合成亢進)させて、脂肪組織への脂肪酸の取り込みを促進します。

2.○
 アイソザイムは、同一反応を触媒するが、たんぱく質の構造が異なる酵素です。

3.× グリコーゲン合成酵素は、インスリンによって活性化されます。
 インスリンは、肝臓への血中グルコースの取り込みを促進し、グリコーゲンの合成を促進することにより、血糖値が低下します。

4.× HMG-CoA還元酵素は、コレステロールによるフィードバック制御をうけます。
 コレステロールは、主に肝臓(他に小腸)でアセチルCoAから合成されます。
 HMG-CoA還元酵素はコレステロール生合成の律速酵素で、アセチルCoAから生成されたHMG-CoAを還元してメバロン酸にする反応を触媒する酵素です。
 最終生成物であるコレステロールにより、フィードバック制御を受けます。
 高コレステロール摂取によってHMG-CoA還元酵素活性が低下し、体内でのコレステロール合成が減少します。

5.× アロステリック効果は、基質結合部位以外へのリガンドの結合によって生じます。
 アロステリック効果とは、基質結合部位以外(アロステリック部位)にリガンド(機能たんぱく質に特異的に結合する物質)が結合して酵素の活性を変化させる効果のことです。
 これによって、生体内の化学反応の進行速度が調節されます。

4
1.リポたんぱく質リパーゼは、トリアシルグリセロールを体内に貯め込む方に働きかけるので、インスリンによって活性化されます。

2.アイソザイムとは、酵素としての活性が同じであるにもかかわらず、アミノ酸配列などが異なるような酵素のことをいいます。
よって、正しい答えとなります。

3.グリコーゲン合成酵素は、アドレナリンによって抑制されます。

4.HMG-COA還元酵素は、コレステロールによるフィードバック制御を受けます。

5.アロステリック効果は、基質結合部位以外へのリガンドの結合によって生じます。

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