管理栄養士の過去問
第24回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問39

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問題

第24回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問39 (訂正依頼・報告はこちら)

膵臓の外分泌腺から分泌されるポリペプチドである。正しいのはどれか。
  • ガストリン
  • キモトリプシノーゲン
  • ペプシノーゲン
  • セクレチン
  • グルカゴン

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この過去問の解説 (3件)

01

1.× ガストリンは胃前庭粘膜のG細胞から分泌されます。
 ガストリンには胃液分泌や胃の蠕動運動を促進作用があります。

2.○
 キモトリプシノーゲンはキモトリプシンの前駆物質です。
 キモトリプシノーゲンは、トリプシンによって活性化されてキモトリプシン(たんぱく質を分解する消化酵素)になります。

3.× ペプシノーゲンは、胃底腺の主細胞から外分泌されるペプシンの前駆体です。
 ペプシノーゲンは胃酸によって活性化されて、ペプシン(たんぱく質を分解する消化酵素)になります。

4.× セクレチンは十二指腸から空腸にあるS細胞から分泌されます。
 セクレチンには、膵液(酵素)の分泌促進、胆嚢収縮促進作用があります。

5.× グルカゴンは膵臓の内分泌腺(ランゲルハンス島A細胞)から分泌されます。
 グルカゴンは肝グリコーゲン分解、血糖値の上昇作用があります。

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02

1.ガストリンは、胃のG細胞から分泌されます。

3.ペプシノーゲンは胃の主細胞から分泌されます。

4.セクレチンは、十二指腸から分泌されます。

5.グルカゴンは、すい臓ランゲルハンス島α細胞から分泌されます。

参考になった数5

03

1.ガストリンは、胃前庭粘膜のG細胞から血中に放出されるポリペプチドホルモンで、胃に作用して胃酸の分泌や粘膜の増強などに働きます。

2.キモトリプシノーゲンは、キモトリプシンの前駆物質で、膵臓の外分泌腺から十二指腸に分泌され、キモトリプシンに変換後、たんぱく質分解酵素として働きます。
よって、正しい答えとなります。

3.ペプシノーゲンは、胃底腺の主細胞から外分泌されるペプシンの前駆物質で、胃酸によってペプシンに変換されたんぱく質分解酵素として働きます。

4.セクレチンは、十二指腸S細胞から血中に内分泌されるペプチドホルモンで、膵臓に働きかけて膵液の分泌を促進します。

5.グルカゴンは、膵臓の内分泌腺(ランゲルハンス島A細胞)から血中に分泌されるペプチドホルモンで、血糖値の上昇に働きます。

参考になった数1