管理栄養士の過去問
第24回
臨床栄養学 問132
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この過去問の解説 (4件)
01
臨床栄養学/疾患・病態別栄養ケア・マネジメントからの出題です。
a:内因子は胃腺の壁細胞から分泌されます。
b:ウィルソン病は胆汁中への銅の排泄障害によって起こります。
c:正しい記載です。
d:正しい記載です。低アルブミン血症では、血中カルシウム濃度は低下しますが、カルシウムイオンは恒常性によって低下しません。
よって正しい記載はcとdですので、正解は 4 とわかります。
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02
b.ウィルソン病は銅の代謝異常であり、身体に銅が蓄積されることによって起こります。
c.ウェルニッケ脳症はビタミンB1の欠乏により、眼球運動障害、運動失調、意識障害があらわれます。
d.血液中のカルシウムの一部はアルブミンと結合しているため、低アルブミン血症では血中カルシウム濃度も低下します。
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03
b.カルシウム欠乏では、くる病や低カルシウム血症、骨粗鬆症を生じる。ウィルソン病は常染色体劣性遺伝で遺伝する胆汁中への銅排泄障害による先天性銅過剰症であるので誤。
c.ビタミンB1欠乏では、ウェルニッケ脳症を生じるので正。他に、脚気、多発性神経炎、食欲減退などがある。
d.カルシウムはアルブミンと結合しており、低アルブミン血症では、血中カルシウム濃度は低下するので正。
よって正解は4.cとdとなる。
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04
a…ビタミンB12の吸収障害は胃液中に存在する内因子(ビタミンB12結合たんぱく)の欠如によって起こります。胃切除後や慢性萎縮性胃炎で吸収障害は起こりやすくなります。
b…カルシウム欠乏ではくる病や骨軟化症、骨粗鬆症を生じます。ウィルソン病を生じるのは、銅の代謝異常です。
c…ビタミンB1欠乏ではウィルニッケ脳症を生じます。また、脚気も代表的なビタミンB1欠乏症の1つです。
d…血液中のカルシウムの半数は結合型カルシウムであり、アルブミンと結合して存在しているものもあります。そのため、低アルブミン血症では、血中カルシウム濃度も低下します。
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