管理栄養士の過去問
第24回
応用力問題 問192
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問題
第24回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問192 (訂正依頼・報告はこちら)
A町では住民が脳卒中に罹患し、その後遺症により介護保険の利用者が多くなり財政負担が増大している。そこで脳卒中を減らすため、その危険因子の1つである高血圧症を減らす対策を検討することとなった。対象者全体の血圧を10mmHg低下させることにより、介護給付費を5億円減らせるとの予測が立てられた。
A町における介護保険給付費の負担比率の関係を示している。正しいのはどれか。
A町における介護保険給付費の負担比率の関係を示している。正しいのはどれか。
- A町 > 国
- A町が属する都道府県 = 国
- A町が属する都道府県 > 第一号被保険者
- 第二号被保険者 > A町
- 第一号被保険者 > 第二号被保険者
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この過去問の解説 (3件)
01
給付費用は
住民が負担する「保険料」
国や都道府県、市町村が負担する「公費負担」
この二つがそれぞれ半分の50%ずつで負担して成り立っています。
費用のうち50%を占める保険料は、
第一号被保険者:20%(第一号被保険者とは65歳以上の者のことです)
第二号被保険者:30%の内訳です。(第二号被保険者は40~64歳の医療保険加入者のことです)
のこり50%の公費負担は
国:25%
都道府県:12.5%
市町村:12.5%
となります。
比率の低い順に表すと
市町村=都道府県<第一号被保険者<国<第二号被保険者
となるので、この問題に当てはめていくと
正しいのは4になります。
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02
公費負担の内訳として国の負担が25%、都道府県の負担が12.5%、市町村の負担が12.5%となります。
したがって選択肢4の第二号被保険者>A町が正答となります。
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03
介護保険の財源は、徴収した保険料50%、公費(税金)50%であること、
被保険者の割合は、第一号が約40%、第二号が約60%であること、
公費の内訳は、国が50%・都道府県が25%・市町村が25%であること、
がポイントです。
1:× A町の負担が国より大きくなることはありません。
2:× A町が属する都道府県と国の負担額が同じになることはありません。
3:× 給付金全体で見た場合の都道府県の負担率は12.5%、第一号被保険者の負担率は20%となるため、誤りです。
4:◯ 給付金全体で見た場合の第二号被保険者の負担率は30%、A町は12.5%となるため、正解です。
5:× 第二号保険者の方が多いため、誤りです。
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