管理栄養士の過去問
第29回
社会・環境と健康 問9
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
「健康づくりのための身体活動基準2013」に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 18歳未満に関しては、基準値は示されていない。
- 年齢を問わず、強度が3メッツ以上の身体活動が推奨されている。
- 保健指導の一環として行う運動指導の考え方が示されている。
- 身体活動は、社会参加の場として重要である。
- 身体活動は、メンタルヘルス不調の一次予防として有効である。
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この過去問の解説 (4件)
01
問題文は「誤っているもの」を選ぶよう指示している点に注意してください。
1:18歳未満は幼児期運動指針の「毎日60分以上、楽しく体を動かすことが望ましい」を参考とします。
2:正答。18~64歳に、強度が3メッツ以上の身体活動が推奨されています。
3:保健指導において運動指導を安全に推進するために示されています。
4:社会環境整備を重視し、まちづくりや職場づくりに活用します。
5:身体活動増加が、糖尿病・循環器疾患等に加え、がんやロコモティブシンドローム・認知症・うつなどの一次予防に有効です。
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02
社会・環境と健康/生活習慣(ライフスタイル)の現状と対策からの出題です。
1.正しい記載です。18歳未満に関しては科学的根拠が十分でないため、基準値は示されていません。
2.3メッツ以上の身体活動を週23エクササイズ行うことを推奨されているのは、18~64歳の健診結果が基準範囲内の人のみです。
3.正しい記載です。保健指導レベルの人についても運動を積極的に取り入れた方が良いとされています。
4.正しい記載です。
5.正しい記載です。気分転換になりストレス解消にもつながると考えられます。
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03
2. 3メッツ以上の強度の身体活動を毎日60分が推奨されているのは、18~64歳であるので誤となります。65歳以上は強度を問わず、身体活動を毎日40分とされています。
3. 保健指導の一環として運動指導を実施する際の留意事項等が記載されているので正となります。
4. 身体活動は、社会参加の場として重要であるので正となります。特に、高齢者にとって身体活動を通じた社会参加の場となり、世代を超えた交流の場となることも期待されています。
5. 身体活動に取り組むことで得られる効果は、将来的な疾病予防だけではない、日常生活の中でも、気分転換やストレス解消につながることで、いわゆるメンタルヘルス不調の一次予防として有効であることとされており、正となります。
よって正解は、2. となります。
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04
2.× 身体活動量について18歳~64歳では3メッツ以上の身体活動を推奨していますが、65歳以上は強度は問わずとしています。
3.○ 保健指導で運動指導を安全に推進するために具体的な判断、対応の手順を示しています。
4.○ その通りです。人々とつながり、一緒に楽しく行う事を推進しています。
5.○ 身体活動の増加で、うつ、認知症、糖尿病、循環器疾患等、がん、ロコモティブシンドローム(運動器の障害による移動機能の低下)、認知症のリスクを低減できるとしています。
よって正解は2です。
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