管理栄養士の過去問
第29回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問31
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問31 (訂正依頼・報告はこちら)
臨床検査に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 基準値とは、健常者の測定値の99%が含まれる範囲である。
- 特異度の高い検査は、スクリーニングに適している。
- 心電図のQRS波は、心房の興奮を反映している。
- CRP ( C反応性たんぱく質 ) 値の上昇は、炎症を反映している。
- CT ( コンピュータ断層撮影 ) は、磁気を利用している。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:基準値とは、健常者の測定値の95%が含まれている範囲のことです。健常者でも、まれに基準値から外れることがあるため、その他の血液検査や症状などから診断を行います。
2:特異度、敏感度が高く、偽陽性度の低いスクリーニング検査が優れています。
3:心電図のQRS波は、心室の興奮を反映しています。
4:正答。CRP( C反応性たんぱく質 )の上昇は、急性期たんぱく質の増加によって確認できます。
5:CT ( コンピュータ断層撮影 ) は、放射線などを利用して物体の内部画像を構成します。
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02
2. 感度の高い検査が、スクリーニングに適しているので誤となります。
3. 心電図とは、心筋の収縮によって生じる電気現象を身体表面から記録する方法です。QRS波は、心室の興奮を表し、P波は心房の興奮を表しているので誤となります。
4. CRP(C反応性たんぱく質)値の上昇は、炎症を反映しているので正となります。CRPは、正常な血液中には微量しか含まれない成分で、体内で炎症や組織細胞の破壊などが起こると肝臓で生産されて血液中に流れ出し増加します。
5. CT(コンピュータ断層撮影)は、X線を利用して身体の断面を撮影する検査なので誤となります。
よって正解は、4. となります。
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03
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/疾患診断の概要からの出題です。
1.基準値とは健常者の測定値の95%が含まれる範囲を言います。
2.スクリーニングに適しているのは、感度の高い検査です。
3.心電図のQRS派では心室の興奮を診ます。
4.正しい記載です。CPRなどの急性期たんぱく質の増加によって炎症の有無を確認することができます。
5.CTはX線を利用しています。
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