管理栄養士の過去問
第29回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問32
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
経腸栄養が可能と考えられる病態である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 重症急性膵炎の発症直後
- クローン病の急性増悪期
- 下顎骨腫瘍の術後
- 潰瘍性大腸炎による下血直後
- 敗血症による多臓器不全
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この過去問の解説 (3件)
01
【経腸栄養法】
腸管が十分機能しており、胃の機能が低下している場合、経腸栄養法が適応となります。
1,2,4,5は、消化管の機能が低下しているため、経腸栄養法は適しません。
3は、消化管は十分に機能していると考えられるため、経腸栄養法が選択できます。
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02
2. クローン病の急性増悪期は、経静脈栄養法が原則となり、誤となります。
3. 下顎骨腫瘍の術後は、食道から先の消化管は正常に機能しているので経腸栄養を適用します。よって正となります。
4. 潰瘍性大腸炎による下血直後は、腸管の安静と栄養状態の確保を図るため、経静脈栄養法が行われるので誤となります。
5. 敗血症による多臓器不全では、消化管の機能が正常ではないので、経静脈栄養法が行われます。よって誤となります。
よって正解は、3. となります。
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03
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/疾患治療の概要からの出題です。
1.重症急性膵炎の場合、発症直後は膵臓の安静を保つ必要があるので、経静脈栄養が適しています。
2.クローン病の急性憎悪期では腸をつかわない経静脈栄養が適切です。
3.正しい記載です。下顎骨腫瘍の術後には消化管を使わない経腸栄養が適しています。
4.潰瘍性大腸炎では腸を使わない経静脈栄養が適しています。
5.敗血症による多臓器不全では消化管の機能がのぞめないので、経静脈栄養が適しています。
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