管理栄養士の過去問
第29回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問33
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問33 (訂正依頼・報告はこちら)
脂肪細胞から分泌されるアディポサイトカインである。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- GLP-1 ( グルカゴン様ペプチド1 )
- TNF-α ( 腫瘍壊死因子α )
- アディポネクチン
- レプチン
- PAI-1 ( プラスミノーゲン活性化抑制因子1 )
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この過去問の解説 (3件)
01
問題文は「誤っているもの」を選ぶよう指示している点に注意してください。
【アディポサイトカイン】
脂肪細胞より分泌される内分泌因子。善玉と悪玉とに分けられます。
・善玉
アディポネクチン、レプチン
・悪玉
TNF-α( 腫瘍壊死因子α )、PAI-1( プラスミノーゲン活性化抑制因子1 )、アンギオテンシノーゲン、HB-EGF、レジスチン
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02
脂肪組織が、内分泌臓器として分泌しているさまざまな生理活性物質のことです。
1. GLP-1(グルカゴン様ペプチド1)は、インスリンの分泌を促進する働きをもつホルモンで、小腸にあるL細胞から分泌されます。よって誤となります。
2. TNF-α(腫瘍壊死因子α)は、腫瘍細胞を壊死させる作用のある物質として発見されたサイトカインなので、正となります。
3. アディポネクチンは、脂肪細胞から分泌される善玉ホルモンのひとつなので正となります。
4. レプチンとは、食欲の抑制やエネルギーの消費を増やして脂肪組織を減少させるホルモンです。よって正となります。
5. PAI-1(プラスミノーゲン活性化抑制因子1)とは、脂肪細胞から分泌され、血液を固まらせる作用があります。よって正となります。
よって正解は、1. となります。
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03
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/栄養障害と代謝疾患からの出題です。
1.GLP-1は腸管から分泌されます。
2.腫瘍部位に壊死を引き起こす因子として発見されたサイトカインです。
3.インスリン感受性を上昇させるので、善玉といわれるサイトカインです。
4.脂肪細胞から分泌され、食欲を調節します。
5.血栓の形成を促進する悪玉といわれるサイトカインです。
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