管理栄養士の過去問
第29回
食べ物と健康 問61
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問61 (訂正依頼・報告はこちら)
食品汚染物質とその健康障害との組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
- ホルムアルデヒド ---- 甲状腺障害
- ビスフェノールA ----- 腎臓障害
- カドミウム ---------- 膵臓障害
- 有機水銀 ------------ 中枢神経障害
- 有機スズ ------------ 造血器障害
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この過去問の解説 (3件)
01
中枢神経障害は有機水銀によって起こりえます。代表例としてはメチル水銀が原因の水俣病が挙げられます。
1.ホルムアルデヒドは呼吸器・中枢神経障害などに関与しておりシックハウス症候群が有名です。甲状腺障害ではヨウ素131が挙げられます
2.ビスフェノールAは環境への影響が懸念されていますが、人体では内分泌系の障害などに関与しています。腎臓障害ではイタイイタイ病で有名なカドミウムなどが挙げられます。
3.カドミウムは腎臓障害などに関与しており、代表例ではイタイイタイ病が挙げられますが、骨軟化症の疑いなども考えられます。
5.有機スズは肝臓や腎障害などに関与しています。造血器障害ではストロンチウム-90が挙げられます。
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02
1:ホルムアルデヒドは、呼吸器、消化管、中枢神経などに作用します。
2:ビスフェノールAは、内分泌系への影響が懸念されています。
3:カドミウムは、腎臓障害、骨軟化症などに関与します。
4:正答。メチル水銀とも呼ばれ、水俣病の原因物質となりました。
5:有機スズは、腎臓障害、中枢神経などに作用します。
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03
食べ物と健康/食品の安全性からの出題です。
1.ホルムアルデヒドは頭痛やめまい、呼吸困難などをもたらします。
2.ビスフェノールAは生殖障害をもたらします。
3.カドミウムはイタイイタイ病の原因としても知られていて、腎臓障害や骨粗鬆症をもたらします。
4.正しい組み合わせです。かつて水俣病を起こしました。
5.スズは嘔吐、下痢、頭痛などを引き起こします。
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