管理栄養士の過去問
第29回
食べ物と健康 問60
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問60 （訂正依頼・報告はこちら）
クリプトスポリジウムに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 飲料水から感染する。
- 集団感染が報告されている。
- 水様性下痢が主症状である。
- オーシストに感染性がある。
- 加熱殺菌は無効である。
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この過去問の解説 （3件）
01
問題文は「誤っているもの」を選ぶため注意しましょう。
【クリプトスポリジウム】
１９９６年に埼玉県で、水道水を介する大規模集団下痢症を発生させたこともあります。
オーシストの形態で存在し、ヒト、ウシ、ネコなどの消化管の細胞に寄生します。
症状は、水様性下痢、腹痛、嘔吐、微熱などです。
７０度以上の煮沸で速やかに死滅します。
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02
食べ物と健康/食品の安全性からの出題です。
１.正しい記載です。水道水の大規模感染があったことでも知られています。
２.正しい記載です。水道水が原因となり、集団下痢症を発生しました。
３.正しい記載です。その他、腹痛や発熱なども見られます。
４.正しい記載です。オーシストの携帯で感染性を持っています。
５.熱に弱いので加熱は有効です。
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03
クリプトスポリジウムは塩素消毒では死滅されず、７０℃以上の加熱により死滅します。過去には埼玉県で水道水を飲みクリプトスポリジウムに感染し、集団下痢症が発生したこともあります。クリプトスポリジウムは環境中ではオーシストに嚢包体の形で存在しており、人やその他の動物が経口摂取することで腸管内にて寄生・増殖します。よって、誤りは５になります。
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