管理栄養士の過去問
第29回
基礎栄養学 問84
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問84 (訂正依頼・報告はこちら)
ビタミンの栄養に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- エネルギー消費量が多いと、ナイアシンの必要量は増加する。
- たんぱく質の摂取量が多いと、ナイアシンの必要量は増加する。
- たんぱく質の異化が亢進すると、ビタミンB6の必要量は増加する。
- 核酸の合成が亢進すると、葉酸の必要量は増加する。
- 日照を受ける機会が少ないと、ビタミンDの必要量は増加する。
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この過去問の解説 (3件)
01
ナイアシンは必須アミノ酸であるトリプトファンから生成されるためたんぱく質の摂取量が多いとナイアシンの必要量は低下します。
1.ナイアシンはエネルギー代謝の補酵素として働くため、エネルギー必要量が多いとナイアシンの必要量も増加します。
3.たんぱく質の異化(分解)が亢進するとタンパク質代謝に必要なビタミンB6の必要量は増加します。
4.葉酸やビタミンB12は核酸合成に関与しているので核酸の合成が亢進すると葉酸の必要量は増加します。
5.人の皮膚にあるプロビタミンD3は紫外線照射によりビタミンD3が作られるため、日照を受ける機会が少ないのであればビタミンDの必要量は増加します。
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02
基礎栄養学/ビタミンの栄養からの出題です。
1.正しい記載です。ナイオアシンはNADの構成成分であるため、ATP産生に必要となります。
2.たんぱく質の摂取量と必要量で相関があるのはビタミンB6です。
3.正しい記載です。補酵素としてビタミンB6を利用します。
4.正しい記載です。葉酸は核酸の合成に関与しています。
5.正しい記載です。皮膚でのビタミンD合成が減るため必要量が増えます。
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03
問題文は、「誤っているもの」を選ぶよう指示しているため、注意しましょう。
1:ナイアシン(ニコチン酸)は、エネルギー代謝に関わる補酵素です。
2:正答。たんぱく質の摂取量が多い場合またはたんぱく質の異化が亢進した場合に、ビタミンB6の必要量は増加します。
3:2の解説を参照。
4:葉酸やビタミンB12は、核酸代謝に関わる補酵素です。
5:日照を受ける機会が少ないと、皮膚でのビタミンD合成が減少するため、ビタミンDの必要量は増加します。
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