管理栄養士の過去問
第29回
臨床栄養学 問136
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問題
第29回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問136 (訂正依頼・報告はこちら)
ナトリウム制限による血圧降下の機序に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 循環血液量が減少する。
- 心拍出量が増加する。
- 末梢血管抵抗が増加する。
- 交感神経が活性化する。
- 血液浸透圧が高まる。
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この過去問の解説 (3件)
01
1:正答。ナトリウムには、血液量を増やし血圧を上げる作用があるため、ナトリウム制限によって循環血液量は減ります。
2:循環血液量が減るため、心拍出量は減ります。
3:末梢血管抵抗は、血管が収縮することにより高まります。ナトリウム制限で循環血液量が減り、血管も拡張します。
4:ナトリウム制限によって循環血液量が減り、交感神経が抑制され、血圧が低下します。
5:ナトリウム制限によって血液浸透圧は低下します。
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02
臨床栄養学/疾患・病態別栄養ケア・マネジメントからの出題です。
1.正しい記載です。ナトリウム制限を行うと細胞外液量が減少します。
2.循環血液量が減少するので、心拍出量も減少します。
3.ナトリウム制限と末梢血管抵抗には関連性はありません。
4.ナトリウム制限と交感神経の活性化には関連性はありません。
5.ナトリウム総量の低下によって浸透圧は低下します。
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03
よって、正しい答えとなります。
2.循環血液量が減少するため、心拍出量は低下します。
3.循環血液量が減少するため、末梢血管抵抗は低下します。
4.循環血液量が減少すると、交感神経が活性化され、血圧が上昇します。
5.血液浸透圧は、血中グルコースやナトリウム、カリウムなどの量と比例するので、ナトリウム制限により血液浸透圧は低下します。
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