管理栄養士の過去問
第29回
臨床栄養学 問143

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問題

第29回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問143 (訂正依頼・報告はこちら)

サルコペニアに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
  • 歩行速度の測定は、スクリーニングに用いられる。
  • 加齢は、要因となる。
  • たんぱく質摂取不足は、要因となる。
  • 筋力低下は、認めない。
  • ADL ( 日常生活動作 ) は、低下する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。

臨床栄養学/疾患・病態別栄養ケア・マネジメントからの出題です。

1.記載の通りです。サルコペニアでは診断に歩行速度の測定も行います。

2.記載の通りです。加齢のみを原因とする発症は「一次性サルコペニア」となります。

3.記載の通りです。たんぱく質摂取不足は二次性サルコペニアの要因の一つです。

4.筋肉量は低下しますので、誤った記載です。

5.記載の通りです。運動障害や転倒・骨折の危険性が増え、日常動作は低下します。

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02

正解は 4 です。

問題文は「誤っているもの」を選ぶよう指示している点に注意してください。

【サルコペニア】
廃用性筋委縮症です。加齢によって筋肉が萎縮し、身体能力が低下している状態で、高齢者の日常活動を妨げる要因の一つです。
筋肉を作るたんぱく質や、ビタミン・ミネラルを意識した食生活と、適度な運動やトレーニングで進行を抑えます。

このことから、4が誤りの記述で、正解となります。

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03

サルコペニアとは、個人差はありますが、40歳前後からみられる筋肉量の減少傾向のことです。
筋肉量の減少により、転倒や骨折をしやすくなったり、活動量の減少がみられるようになったりします。

上記を踏まえて考えると、
1番、2番、3番、5番は正しい答えとなりますが、
4番の筋力低下については、認められるので誤った答えとなります。

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