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管理栄養士の過去問 第29回 応用力問題 問191

問題

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A県Y町では、肝疾患による標準化死亡比がA県の中で最も高く、しかもここ数年間で増加していることが分かった。そこで、その背景要因を明らかにした上で、Y町の住民全体への予防対策を立てることとした。

上記の調査結果を、全国やA県の調査結果と比較したところ、「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」を超える者の割合が著しく高く、肝疾患との関連が考えられた。その結果を踏まえて優先的に行うべきポピュレーションアプローチである。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
アルコール依存症患者の生活状況を把握する。
   2 .
飲酒運転撲滅キャンペーンを実施する。
   3 .
未成年者への飲酒販売の禁止を徹底する。
   4 .
「生活習慣病のリスクを高める飲酒量」について、町の広報で周知する。
   5 .
特定保健指導で、1日2合以上の飲酒者に健康教育を行う。
( 第29回 管理栄養士国家試験 応用力問題 問191 )
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この過去問の解説 (3件)

5
正解:4

ポピュレーションアプローチとは
対象を一部と限定せず集団全体へのアプローチをし、全体のリスク低下をしていくための考えです。
1.アルコール依存症患者の生活状況を把握するのはアルコール依存症患者に限定されるためハイリスクアプローチになります。

2.飲酒運転撲滅キャンペーンの実施は飲酒運転をする一部の人に限定されてしまうのでハイリスクアプローチになります。

3.未成年者への飲酒販売禁止の徹底は未成年者と限定されるので、ハイリスクアプローチになります。

4.生活習慣病のリスクを高める飲酒量について町の広報で周知するのは、対象を集団全体としているため、ポピュレーションアプローチといえます。

5.特定保健指導で、1日2合以上の飲酒者に健康教育を行うのは限定された一部の人を対象にしているのでハイリスクアプローチになります。

付箋メモを残すことが出来ます。
1
正解は 4 です。
応用力問題からの出題です。社会・環境と健康/健康状態・疾病の測定と評価に該当する問題です。

ポピュレーションアプローチですので、集団全体を対象とします。

1.アルコール依存症患者では、ハイリスクアプローチになってしまいます。

2.評価したいのは肝疾患との関連であるため、交通事故などに働きかけるのは違います。

3.未成年者への飲酒販売などで期待できるのは、急性アルコール中毒などのリスク低下であり、肝疾患との関連とは考えにくいと思われます。

4.正しい選択肢です。集団全体に働きかけるものであり、評価項目が肝疾患となっています。

5.これはハイリスクアプローチです。

0
正解は 4 です。

【ポピュレーションアプローチ】
対象集団全体を、好ましい行動へ移行させるために行う環境設備や働きかけのことを指します。

【ハイリスクアプローチ】
疾病を発症する可能性の高い者に向けて行う働きかけのことを指します。

1、2、3、5はハイリスクアプローチ、4はポピュレーションアプローチとなります。

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