管理栄養士の過去問
第30回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問20
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問20 (訂正依頼・報告はこちら)
酵素に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 反応速度は、至適pHで最小となる。
- 酵素と基質の親和性は、ミカエリス定数( Km )が大きいほど高い。
- アポ酵素は、単独で酵素活性をもつ。
- 乳酸脱水素酵素には、アイソザイムがある。
- 化学反応における活性化エネルギーは、酵素によって増大する。
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この過去問の解説 (3件)
01
2. ミカエリス定数(Km)は、反応速度が最大反応速度の1/2に達するのに必要な基質濃度です。Kmが小さいほど酵素と基質の親和性が高く、反応が早く進みます。
3. アポ酵素は、単独では酵素活性を持ちません。補欠分子と結合した時に活性化します。
4. 正解です。乳酸脱水素酵素には5種類のアイソザイムがあります。アイソザイムとは、酵素活性は同じなのに、アミノ酸配列が異なる酵素のことです。
5. 化学反応における活性化エネルギーは、酵素によって減少します。こうすることによって、反応が進みやすくなります。
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02
1:反応速度は、至適pHで最大となります。
2:酵素と基質の親和性は、ミカエリス定数( Km )が大きいほど低くなります。
3:アポ酵素は不活性型の酵素のため、単独では酵素活性がありません。アポ酵素に補酵素または補欠分子族が結合することにより、活性型のホロ酵素となります。
4:正答。5つのアイソザイムを持ちます。逸脱酵素の一つであり、臨床検査に用いられます。
5:酵素は、化学反応における活性化エネルギーを減少させ、よりスムーズに化学反応を起こす働きをします。
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03
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/生体エネルギーと代謝からの出題です。
1.反応速度は至適pHで最大になります。
2.ミカエリス定数が小さいほど、酵素と基質の親和性が高くなります。
3.アポ酵素は補因子などと結合して酵素活性を有するので、単独では活性がありません。
4.正しい記載です。5種類のアイソザイムがあります。
5.酵素によって活性化エネルギーは減少します。
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