管理栄養士の過去問
第30回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問33

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問題

第30回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問33 (訂正依頼・報告はこちら)

ホルモン分泌の調節機構に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 血糖値の上昇は、グルカゴンの分泌を促進する。
  • 血中カルシウム値の低下は、カルシトニンの分泌を促進する。
  • ストレスは、副腎皮質刺激ホルモン( ACTH )の分泌を促進する。
  • チロキシンの過剰分泌は、甲状腺刺激ホルモン( TSH )の分泌を促進する。
  • 閉経により、卵胞刺激ホルモン( FSH )の分泌が低下する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 3 です。

1:血糖値の上昇は、インスリンの分泌を促進します。

2:血中カルシウム値の低下は、副甲状腺ホルモンであるパラソルモンの分泌を促進します。カルシトニンは、血清カルシウム濃度を下げる働きがあり、カルシウム、ナトリウム、マグネシウムなどのミネラル類の排泄を促進する働きがあります。

3:正答。ストレスを受けることにより、間脳視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンが分泌されたのち、下垂体前葉から副腎皮質刺激ホルモンが分泌され、副腎皮質からコルチゾールが分泌されます。

4:チロキシンの過剰分泌が起こると、チロキシンは視床下部と下垂体にそれを報告します。これによって分泌は抑制されます。これを「ネガティブ・フィードバック」と言います。

5:閉経によって、エストロゲンが欠乏し、卵胞刺激ホルモンの分泌は促進されます。

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02

正解は 3 です。
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち/内分泌系からの出題です。

1.血糖値を下げるのはインスリンですので、血糖値の上昇ではインスリンの分泌が促進します。

2.血中カルシウム値の低下は副甲状腺ホルモンの分泌を促進します。

3.正しい記載です。ストレスがかかると脳下垂体から副腎皮質刺激ホルモンが分泌され、副腎皮質からのグルココルチコイド分泌を促進します。

4.チロキシンの過剰分泌は甲状腺刺激ホルモンの分泌を抑制します。

5.閉経によって女性ホルモンの分泌が減少するため、卵胞刺激ホルモンの分泌は促進されます。

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03

1. 血糖値が上昇すると膵β細胞からインスリンが分泌されます。一方、血糖値が低下すると、膵α細胞からグルカゴンが分泌されます。

2. 血中カルシウム濃度が上昇すると、甲状腺からカルシトニンが分泌されます。

3. 正解です。ストレスは副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)の分泌を促進します。

4. チロキシンが過剰分泌すると、ネガティブフィードバックによって、甲状腺刺激ホルモン(TSH)の分泌は抑制します。

5. 閉経すると、卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌は増加します。

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