管理栄養士の過去問
第30回
食べ物と健康 問51

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

第30回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問51 (訂正依頼・報告はこちら)

特定保健用食品の関与成分とその生理機能である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • マルチトールは、ミネラルの吸収を助ける作用がある。
  • 植物ステロールは、血糖値の上昇を抑える作用がある。
  • 茶カテキンは、血圧を降下させる作用がある。
  • ラクチュロースは、お腹の調子を整える作用がある。
  • ラクトトリペプチドは、歯の再石灰化を促進する作用がある。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (3件)

01

正解は 4 です。
食べ物と健康/食品の表示と規格基準からの出題です。

1.マルチトールは甘味料で、特定保健用食品では「虫歯の原因になりにくい食品」にあたります。

2.植物ステロールは、特定保健用食品では「コレステロールが高めの方に適する食品」にあたります。

3.茶カテキンは、特定保健用食品では「食後の中性脂肪が上昇しにくい」または「体脂肪がつきにくい」といった表示になります。

4.正しい記載です。ラクチュロースはオリゴ糖類の一種で、「お腹の調子を整える食品」と表示されます。

5.ラクトトリペプチドは、特定保健用食品では「血圧が高めの方に適する食品」です。

参考になった数24

02

正解は 4 です。

ラクチュロースは、ガラクトースとフルクトースがβ-1,4グリコシド結合した二糖のことです。
「お腹の調子を整える食品」として、保健機能成分を持ち、ラクチュロースを含む食品は特定保健用食品として販売されることもあります。

1:マルチトールは還元麦芽糖とも呼ばれ、「虫歯の原因になりにくい食品」として表示が可能です。

2:植物ステロールは「コレステロールが高めの方に適する食品」として表示が可能です。ジアシルグリセロール植物性ステロール(β-シトステロール)は、「体脂肪がつきにくい食品」ですので混在しないようにしましょう。

3:茶カテキンは「体脂肪がつきにくい食品」として表示が可能です。

5:ラクトトリペプチドは「血圧が高めの方に適する食品」として表示が可能です。

参考になった数3

03

1. マルチトールは、虫歯になりにくい作用を持っています。ミネラルの吸収を助ける作用を持っているのは、クエン酸リンゴ酸カルシウム(CCM)、カゼインホスホペプチド(CPP)、ヘム鉄、フラクトオリゴ糖などです。

2. 植物ステロールは、コレステロール吸収を抑制する作用を持っています。血糖値の上昇を抑える作用を持っているのは、難消化性デキストリンなどです。

3. 茶カテキンは、脂肪やコレステロールの吸収を抑制する作用を持っています。血圧効果作用を持っているのは、ラクトトリペプチド、杜仲茶配糖体などです。

4. 正解です。ラクチュロースはお腹の調子を整える作用を持っています。他にもフラクトオリゴ糖や難消化性デキストリンなどがあります。

5. ラクトトリペプチドは、血圧効果作用を持っています。

参考になった数1