管理栄養士の過去問
第30回
食べ物と健康 問63
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問63 (訂正依頼・報告はこちら)
食品の容器と包装に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- ガラス容器は、気体遮断性が低い。
- ポリエチレンテレフタレートは、ヒートシール性に優れている。
- TFS ( Tin Free Steel )缶は、食品との反応牲がブリキ缶よりも高い。
- アルミ箔は、遮光性に優れている。
- ポリスチレンは、気体透過性が低い。
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この過去問の解説 (3件)
01
アルミ箔は、遮光性に優れているほか、赤外線反射、耐油、耐熱、耐水などの機能を持ちます。
1:ガラス容器は、気体遮断性が高いと言えます。
2:ポリエチレンテレフタレートは頭文字をとってPETと呼ばれます。ペットボトルなどに利用されます。
ヒートシールとは、袋を密閉する際に、口を熱で密着させる方法のことです。融点が低いほど大量生産が可能となるため、PETなど融点の高いものは適さないとされています。ポリエチレンはヒートシール性に優れ、短時間で大量生産が可能です。
3:TFS ( Tin Free Steel )缶とは、スズの付着していない鋼板で作られた缶のことです。食品への影響が少ない容器です。
5:ポリスチレンは、気体遮断性が低い、の誤りです。
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02
2. ヒートシール性とは、プラスチックを熱で溶着する際の溶着のしやすさです。ヒートシール性に優れているのはポリエチレンです。ポリエチレンテレフタレートは融点が高いため、ヒートシール性に劣ります。
3. TFS(Tin Free Steel)缶は、クロムとクロム水和酸化物の混合物の薄い皮膜で覆われた缶で、飲料缶などに利用されています。耐腐食性があり、ブリキ缶より反応性が低いです。
4. 正解です。アルミ缶は遮光性に優れています。
5. ポリエチレンは、気体透過性が高いです。
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03
食べ物と健康/食品の生産・加工・保存・流通と栄養からの出題です。
1.ガラスは気体遮断性の高い素材です。
2.ポリエチレンテレフタレートは融点が高いので、ヒートシールには向いていません。
3.TFS缶はスズ被覆のない鋼板で、ブリキよりも食品との反応性が低い素材です。
4.正しい記載です。遮光性に優れているため、光で変色しやすい素材などの包材に利用されます。
5.ポリスチレンは気体透過性の高い素材です。
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