管理栄養士の過去問
第30回
応用栄養学 問84
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問84 (訂正依頼・報告はこちら)
日本人の食事摂取基準( 2015年版 )の策定に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
- 対象者には、高血圧や高血糖のリスクのある者は含まない。
- 成人のエネルギーの指標には、BMI ( kg/m2 )を用いる。
- 食物繊維の目標量( DG )は、1歳以上の全ての年齢区分で設定された。
- 生活習慣病の重症化予防は、策定方針に含まれている。
- 成人男子のナトリウム( 食塩相当量 )の目標量( DG ) は、9.0g/日未満である。
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この過去問の解説 (3件)
01
1. 対象者は、健康な人の他に、高血圧、脂質異常、高血糖、腎機能低下を有していても、保健指導レベルにある者までは含んでいます。
2. 正解です。エネルギーの指標には、エネルギー摂取量及び消費量のバランスの維持を示す指標としてBMI(kg/m2)を用いています。
3. 食物繊維は、3歳以上で目標量(8g/日以上)が設定されました。(2020年版より)
4. 正解です。生活習慣病の発症予防と重症化予防が策定方針に含まれています。
5. 成人男子のナトリウム(食塩相当量)の目標量(DG)は、7.5g/日未満です。成人女性のDGは、6.5g/日未満です。(2020年版より)
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02
正解は 2と4 です。
応用栄養学/食事摂取基準の基礎的理解からの出題です。
1.対象は健康な個人、集団で、保健指導レベルのリスクを持っている人も含めます。
2.正しい記載です。エネルギーの指標は1種類でBMIを用いり、範囲内であっても体重計測で変化を確認することとしています。
3.食物繊維は3歳以上で目標量が設定されました。(2020年版より)
4.正しい記載です。生活習慣病については発症予防ならびに重症化の予防も盛り込まれています。
5.正しくは7.5g/日未満です。(2020年版より)
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03
正解は 2と4 です。
今まではカロリーを用いてエネルギーの指標を表していたが、2015年版では体重変化率もしくはBMI ( kg/m2 )を用いて表すこととなりました。
また、生活習慣病の発症予防だけでなく、重症化予防も策定方針に組み込まれました。
1:2015年版から、高血圧や高血糖、脂質異常、腎機能低下のリスクがあっても、自立した日常生活を送れる者ならば対象者に含まれることとなりました。
3:食物繊維の目標量( DG )は、3歳以上のすべての年齢区分で設定されました。(2020年版より)
5:成人男子のナトリウム( 食塩相当量 )の目標量( DG ) は7.5g/日未満、成人女性の場合は6.5g/日未満となっています。(2020年版より)
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