管理栄養士の過去問
第30回
応用栄養学 問94
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問題
第30回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問94 (訂正依頼・報告はこちら)
高齢者の口腔機能と栄養に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
- そしゃく機能に障害のある者は、誤嚥しやすい。
- 水やお茶などは、誤嚥しにくい。
- 酸味の強い食べ物は、誤嚥しやすい。
- 凝集性は、嚥下調整食の物性指標である。
- 嚥下障害は、低栄養のリスク因子である。
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この過去問の解説 (3件)
01
応用栄養学/高齢期からの出題です。
1.正しい記載です。飲み込みがうまくいかず、誤嚥を起こしやすくなります。
2.水やお茶は粘度がなく誤嚥しやすい食品です。
3.正しい記載です。酸味が強いとむせて誤嚥を起こしやすくなります。
4.正しい記載です。まとまりやすいかどうかは飲み込みやすさの指標となります。
5.正しい記載です。食形態の変化による低栄養が懸念されます。
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02
問題文は「誤っているもの」を選ぶため、注意すること。
お茶や水は粘度が低く、サラサラとしているため、誤嚥を起こしやすいのが特徴です。
また、弾力の強いもの、水分の少ないぱさぱさしたもの、酸味の強いもの、口内でバラバラになりやすいものなどにも注意が必要です。
適度なとろみをつけたり、嚙みやすい形状・固さに調節するなどの工夫が必要です。
1:咀嚼機能に障害があると、嚥下困難となり、誤嚥しやすくなります。
3:1を参照。
4:凝集性は食物のまとまりを意味するような言葉で、嚥下調整食の物性指標となります。
5:嚥下障害により、ご飯がうまく食べられなくなり、低栄養に陥ります。
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03
2. 水やお茶など、粘性の低い飲み物は誤嚥しやすいです。
3. 正解です。酸味の強い食べ物はむせやすいので誤嚥しやすいです。
4. 正解です。凝集性や付着性、硬さが、嚥下調整食の物性指標となっています。
5. 正解です。嚥下障害は低栄養のリスク因子です。
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