管理栄養士の過去問
第31回
社会・環境と健康 問5

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問題

第31回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問5 (訂正依頼・報告はこちら)

疫学指標に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 疾病Aの死亡率は、疾病Aを発症した人のうち疾病Aが原因で死亡した人の割合である。
  • 疾病Bの有病率は、単位人口当たりの疾病Bの1年間の発症者数である。
  • 年齢調整死亡率は、年齢構成が基準人口と同じと仮定して算出した死亡率である。
  • 合計特殊出生率は、1年間の出生数をその年に15歳から49歳であった女性の人口で割ったものである。
  • 平均寿命は、1年間に死亡した人の死亡時の年齢の平均値である。

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この過去問の解説 (4件)

01

1. 疾病Aの死亡率は、ある一定期間の疾病Aによる死亡者数を総人口で割って算出します。疾病Aを発症した人のうち疾病Aが原因で死亡した人の割合は、致死率を示しています。

2. 疾病Bの有病率は、単位人口当たりのある一定時点において疾病Bを有する人の割合のことです。単位人口当たりの疾病Bの1年間の発症者数は、罹患率を示しています。

3. 正解です。年齢調整死亡率は、年齢構成が基準人口と同じと仮定して算出した死亡率のことを示します。

4. 合計特殊出生率は、15〜49歳の女性の年齢別出生率を合計して算出します。

5. 平均寿命とは、0歳の平均余命を示しています。

参考になった数39

02

1:死亡率とは、ある期間の内に死亡した人の割合のことを言います。
この説明は致命率の説明なので誤りです。

2:有病率は、1時点において疾病を有している人の割合を言います。
この説明は罹患率の説明なので誤りです。
「1年間」とあることから1時点を表す有病率の説明ではないと判断できます。

正解◎3:年齢調整死亡率は、人口構成の違いに影響を受けないように調整した死亡率のことで、基準集団(国内ではおもに昭和60年モデル人口)の人口に調整して算出します。

4:合計特殊出生率とは女性の15~49歳の年齢別出生率を合計したものを言います。

5:平均寿命は0歳のときの平均余命のことを言います。
(平均余命とは、あと何年生きられるかを示すもののことを言います。)

参考になった数6

03

正解:3

1.疾病Aの死亡率は、ある一定期間中に疾病Aで死亡した人の割合です。
  疾病Aの致死率は、疾病Aを発症した人のうち疾病Aが原因で死亡した人の割合です。

2.疾病Bの有病率は、ある集団の一時点において、疾病Bを持つ割合です。
  疾病Bの罹患率は、単位人口当たりの疾病Bの1年間の発症者数です。

4.合計特殊出生率は、15歳から49歳までの女性が1年間に出産した子どもと年齢別女性の人口から求めた年齢別出生率の合計です。

5.平均寿命とは、0歳児の平均余命のことです。

参考になった数4

04

正解は3です。

1.×
疾病Aの致命率は、疾病Aを発症した人のうち疾病Aが原因で死亡した人の割合です。
疾病Aの死亡率は、ある一定期間中における疾病Aの死亡者数を総人口で割ったもののことです。

2.×
疾病Bの罹患率は、単位人口当たりの疾病Bの1年間の発症者数です。
疾病Bの有病率は、ある一時点で疾病Bのにかかっている人の割合です。

3.〇
年齢調整死亡率は、年齢構成が基準人口と同じと仮定して算出した死亡率です。

4.×
合計特殊出生率は、一人の女性が生涯(15~49歳)に産む子どもの数のことです。

5.×
平均寿命は、その年次に出生した0歳児の平均余命のことをいいます。

参考になった数3