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管理栄養士の過去問 第31回 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問39

問題

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骨粗鬆症に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
   1 .
骨粗鬆症では、骨塩量が増加する。
   2 .
骨粗鬆症は、骨の石灰化障害である。
   3 .
くる病は、小児に発症した骨粗鬆症である。
   4 .
エストロゲンは、骨吸収を促進する。
   5 .
副腎皮質ステロイド薬の長期投与は、骨粗鬆症のリスク因子である。
( 第31回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問39 )
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この過去問の解説 (3件)

12
正解:5

1 . 骨粗鬆症では、骨塩量が減少します。
骨粗鬆症は骨吸収が骨形成を上回り、
骨塩量(主にカルシウムやリン)と骨密度が低下した
状況をいいます。

2 . 骨の石灰化障害には、骨軟化症とくる病があります。
ビタミンD摂取不足、ビタミンD吸収障害、日光照射不足等が成因です。

3 . くる病は、小児に発症した骨軟化症です。

4 . エストロゲンは、骨形成を促進し、
カルシウムが骨から溶けるのを抑制します。

5 . 副腎皮質ステロイド薬の長期投与は、
骨粗鬆症のリスク因子です。
副腎皮質ステロイドは骨吸収の促進、腸でのカルシウム吸収の低下をさせます。

付箋メモを残すことが出来ます。
5
正解は5です。

1.×
骨粗鬆症では、リモデリングのバランスが崩れ骨吸収が骨形成を上回るため骨塩量が減少します。

2.×
骨粗鬆症は、低骨量と骨質の劣化などで、骨強度が低下して、骨折の危険性が増加する疾患のことです。
骨の石灰化障害はくる病と骨軟化症のことを言います。

3.×
くる病は、骨端線の閉鎖以前(小児)に石灰化障害が発症することによるもので、骨の成長障害や変形を伴うものです。

4.×
エストロゲンは、破骨細胞の働きを抑制し、骨吸収を抑えます。
閉経によりエストロゲンが急激に減少し、破骨細胞の働きが活性化することにより、骨量(主に海綿骨)が急激に減少していきます。そのため閉経後の女性が骨粗鬆症を起こしやすくなります。

5.〇
副腎皮質ステロイド薬の長期投与は、骨粗鬆症のリスク因子です。
グルココルチコイドには骨吸収を促進し、骨形成を抑制する働きがあります。そのためコルチゾールが過剰分泌されるクッシング症候群やステロイド剤の長期投与などにより骨粗鬆症となることがあります。

5
1. 骨粗鬆症では、骨塩量が減少します。骨量とは、骨基質(コラーゲンなどのたんぱく)量と骨塩(カルシウムやリン)の総和ですが、骨粗鬆症では、この両方がバランス良く減少します。

2. 骨軟化症は骨が成長した後の成人で発症する骨の石灰化障害のことです。小児で発症した場合は、くる病といいます。

3. くる病は、小児で発症した骨軟化症です。くる病は、ビタミンD欠乏によって発症します。

4. エストロゲンは骨形成を促進し、骨吸収を抑制します。

5. 正解です。副腎皮質ホルモンは、小腸からのカルシウム吸収を抑制、尿細管でのカルシウム再吸収を抑制することにより、骨吸収が促進するため、骨粗鬆症のリスク因子となります。

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