管理栄養士の過去問
第31回
食べ物と健康 問47
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第31回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問47 (訂正依頼・報告はこちら)
微生物利用食品に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- ビールは、麹菌の糖化酵素を利用する。
- 豆みそは、米麹を利用する。
- 濃口しょうゆの食塩濃度は、淡口しょうゆより高い。
- 糸引き納豆の粘質物には、ポリグルタミン酸がある。
- 果実酢は、合成酢に分類される。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
2. 豆みそは、豆麹を利用します。
3. 濃口しょうゆの食塩濃度は、淡口しょうゆより低いです。淡口しょうゆは、高濃度の食塩で発酵や熟成をおさえ、且つ醸造期間を短くして製造します。
4. 正解です。納豆の粘質物の主成分は、ポリペプチドの一種であるポリグルタミン酸と多糖類のフルクタンです。
5. 農林水産省が定めた食酢品質表示基準で分類すると、食酢は醸造酢と合成酢に大別されます。醸造酢は更に穀物酢と果実酢に分けられます。
参考になった数19
この解説の修正を提案する
02
1 . ビールは、麦芽のアミラーゼででんぷんを糖化する
工程が必要です。
2 . 豆みそは、大豆を蒸煮して豆麹を培養したものに
食塩を混ぜて作ります。
3 . 濃口しょうゆの食塩濃度は、淡口しょうゆより
低いです。
濃口しょうゆの塩分濃度は約16%、
薄口しょうゆの塩分濃度は約18%です。
4 . 糸引き納豆の粘質物には、納豆菌がたんぱく質を
分解してできたポリグルタミン酸があります。
5 . 果実酢は、醸造酢のうち果実を1種類以上使用した
ものです。
合成酢は、氷酢酸や酢酸の希釈液に砂糖などを加えた
もの、または醸造酢を加えたものです。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
03
1.×
ビールは、麦芽の糖化酵素(アミラーゼ)を利用しています。
麹菌による糖化が利用されるのは清酒です。
2.×
豆みそは、乳酸菌とこうじかびを利用します。
3.×
濃口しょうゆの食塩濃度は、淡口しょうゆより低い。
しょうゆの種類は、JAS法によって分類されており
濃口しょうゆは塩分16%
淡口しょうゆは塩分18%
とされています。
他に再仕込み醤油、溜醤油、白醤油に分類されています。
4.〇
糸引き納豆の粘質物には、L-グルタミン酸とD-グルタミン酸からなるポリグルタミン酸が果糖と繋がったものの混合物であると言われています。
5.×
果実酢は、穀物酢とともに醸造酢に分類されています。
果実酢は醸造酢のうち、原材料として1種または2種以上の果実を使用したもので、その使用総量が醸造酢1ℓにつき果実の搾汁として300ℊ以上のものをいいます。
合成酢は、氷酢酸又は酢酸の希釈液に砂糖類等を加えた液体調味料もしくはそれに醸造酢を加えたものです。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問46)へ
第31回問題一覧
次の問題(問48)へ