管理栄養士の過去問 第31回 公衆栄養学 問158

評価の種類については違いを理解しておきましょう。

（企画段階についての評価）
企画評価…計画が適切に立てられたかの評価

（プログラム実施段階の評価）
経過評価…運営や経過についての評価
影響評価…実施したおかげで対象者やその周囲に起こった変化の評価

（実施後にする評価）
結果評価…最終的にどれくらい目標達成できたかの評価
経済評価…プログラムにかかった費用と得られた効果の評価

１：プログラムの進捗状況は、運営や経過を評価しているので経過評価です。

２：対象者の習得状況や参加人数は経過評価です。

正解３：プログラムに対する参加者の反応がどのようなものか評価するのは経過評価です。

４：問題にあるように「生活習慣病の予防」が目的で、それに向けて対象者に起こった変化なので影響評価です。

５：健康状態の改善は目標として設定されていると考えられるので、それに対しての評価なので結果評価です。

公衆栄養プログラムの評価項目には、
・企画評価：プログラム開始前の計画段階での評価
・経過評価：プログラムが順調に進行しているかを評価
・影響評価：短期的なプログラムの達成状況を評価
・結果評価：中長期的なプログラムの達成状況を評価
があります。

1. プログラムの進捗状況は経過評価です。

2. プログラムの参加人数は企画評価です。

3. 正解です。プログラムの満足度は経過評価です。

4. 食行動の改善は影響評価です。

5.健康状態の改善は結果評価です。

1.×　プログラムの進捗状況は、「経過評価」です。

2.×　プログラムの参加者人数は、「経過評価」です。

3.〇　問題文の通りです。

「経過評価」は、プログラムの質を評価します。また、計画通りに準備され、その通りに行われているかどうかを確認し、問題点を明らかにすることを目的としています。

4.×　食行動の改善は、「影響評価」です。

「影響評価」は、プログラムの効果を評価します。プログラムによって、学習者自信またはその家族や友人の知識や行動にどう影響したかを評価します。

5.×　健康状態の改善は「結果評価」です。

「結果評価」は、栄養状態や健康状態などの数値目標に対する評価です。