管理栄養士の過去問
第32回
社会・環境と健康 問13
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問題
第32回 管理栄養士国家試験 社会・環境と健康 問13 (訂正依頼・報告はこちら)
最近の国民医療費に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 1人当たりの国民医療費は、30万円を超えている。
- 65歳以上の1人当たりの国民医療費は、65歳未満の約2倍である。
- 国民医療費は、公費負担分を含まない。
- 国民医療費は、正常な妊娠や分娩に要する費用を含む。
- 傷病分類別医科診療医療費では、「悪性新生物」の割合が最も多い。
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この過去問の解説 (3件)
01
(1)正解。
平成27年度における1人当たりの国民医療費は約33万3300円となっており、年々増加傾向にあります。
(2)誤り。
2倍ではなく、約4倍となっています。
(3)誤り。
公費負担分は国民医療費に含まれます。
(4)誤り。
正常な妊娠や分娩に要する費用は含まれません。
他に健康診断や予防接種の費用、固定した身体障害者のための義眼・義肢等の費用も含まれません。
(5)誤り。
最も多いのは「循環器系」であり、次いで多いのが「悪性新生物」です。
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02
平成27年度の一人当たりの国民医療費は33万3,300円です。
2.誤りです。
平成27年度の国民医療費は、65歳未満18万4900円、65歳以上74万1900円です。約4倍になっています。(「厚生労働省 医療費概況」参照)
3.誤りです。
「国民医療費」は、医療機関等における保険診療の対象となり得る傷病の治療に要した費用を推計したものです。
医療保険等によって支払われたもの・公費負担によって支払われたもの・全額自費によって支払われたもので構成されます。
4.誤りです。
正常妊娠・分娩・産褥にかかった費用は、国民医療費に含まれません。
5.誤りです。
最も多いのは「循環器系の疾患」、次いで「悪性新生物」、「筋骨格系及び結合組織の疾患」となっています。
年齢別にみると、65歳未満では「悪性新生物」、65歳以上では「循環器系の疾患」が最も多いです。
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03
最近とは平成27年度のことをさします。
1.人口一人当たりの国民医療費は33万3,300円です。前年度の32万1,100円に比べ3.8%の増加となっています。
2.65歳以上の一人当たりの国民医療費は、74万1,900円で、65歳未満は18万4,900円です。従って、65歳以上が約4倍医療費がかかっています。
3.国民医療費は公費負担分も含みます。
平成27年度の公費負担分は38.9%です。
4.正常な妊娠や分娩に要する費用は、国民医療費の中に含まれません。
その他、健康診断、予防接種、義肢、美容整形費なども該当しません。
5.医科診療医療費を傷病分類別にみると、「循環器系の疾患」が最も多く、次いで「新生物」の順になっています。
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