管理栄養士の過去問
第32回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問38
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問題
第32回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問38 (訂正依頼・報告はこちら)
呼吸器系の構造と機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 左肺は、上葉、中葉、下葉からなる。
- 横隔膜は、呼気時に収縮する。
- 血中二酸化炭素分圧の上昇は、ヘモグロビンの酸素結合能力を低下させる。
- 内呼吸は、肺胞で行われるガス交換である。
- 肺のコンプライアンスが小さいほど、肺は膨らみやすい。
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この過去問の解説 (3件)
01
血中二酸化炭素分圧が上昇すると、血圧が上がります。交感神経を活性させることで、脈が速くなり、血圧が上昇し、呼吸回数を増やすことで体内に蓄積したCO2 を迅速に追い出すという目的があると言われています。このようになるとヘモグロビンへの酸素結合能力は、酸素が低い状態になります。
1.誤りです。
右肺が上葉・中葉・下葉の3つに分かれ、左肺は、上葉・下葉の2つに分かれています。
2.誤りです。
横隔膜は、呼気時に弛緩します。
4.誤りです。
肺胞で行われるガス交換は、外呼吸です。
5.誤りです。
肺のコンプライアンスは、肺のやわらかさを表す指標のことです。肺のコンプライアンスが大きければ、「伸展しやすい肺」、小さければ「硬い肺」です。
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02
1.上乗、中葉、下葉からなるのは右肺です。
左肺は、上葉、下葉からなります。
2.横隔膜は、呼気の時に弛緩し、吸気の時に収縮します。
3.血中二酸化炭素分圧が上昇すると、皮膚と脳の血管が拡張し、頭痛や顔面紅潮、発汗などの症状がみられます。皮膚と脳以外の血管は逆に収縮するため、血圧が上昇します。ヘモグロビンへの酸素結合能力は、酸素が少ない状態なので低下させることになります。
4.肺胞で行われるガス交換は、外呼吸です。
体内で血液と細胞の間で行われるガス交換を内呼吸といいます。
5.肺のコンプライアンスが小さいとは、圧力に対する肺の膨らみが少ないということなのです。従って、膨らみにくいです。
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03
(1)誤り。
右肺が上葉・中葉・下葉からなります。
左肺は上葉・下葉の二つからなります。
「心臓があるため、左の方が小さい」と覚えておくと間違えにくくなります。
(2)誤り。
横隔膜は呼気時には【弛緩】します。
(3)正解。
(4)誤り。
■内呼吸…体内の細胞で、血液中ヘモグロビンから酸素を取り込み、二酸化炭素を排出するガス交換
■外呼吸…肺胞で行われるガス交換
(5)誤り。
肺のコンプライアンスが小さいほど、肺は膨らみにくくなります。
これは呼気時の状態を表しています。
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