管理栄養士の過去問
第32回
基礎栄養学 問70
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問題
第32回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問70 (訂正依頼・報告はこちら)
栄養の定義、栄養と健康・疾患に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
- 栄養とは、生物が生命を維持するために摂取すべき物質のことをいう。
- 栄養素には、生体内において他の栄養素に変換されるものがある。
- 欠乏症は、潜在的な欠乏状態を経て生じる。
- エネルギーの過剰摂取は、マラスムスを誘発する。
- 飽和脂肪酸の過剰摂取は、循環器疾患のリスクを下げる。
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この過去問の解説 (3件)
01
(1)✖ 栄養の定義には、生物が生命を維持するために必要な物質を摂取し、代謝し、不要なものは排泄するという過程すべてが含まれます。栄養素は、生物が生命を維持するために摂取すべき物質のことです。
(2)〇 生体内では炭水化物・脂質・たんぱく質など他の栄養素への変換が起こっています。
(3)〇 体内に蓄えがあるため、設問のとおりです。
(4)✖ マラスムスはエネルギー摂取不足が原因です。
(5)✖ 飽和脂肪酸の摂取量と心筋梗塞罹患率には正の相関があります。
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02
解説
(1) 栄養とは、生物が体外から物質を摂取し、体を構成・維持し、生活するための全てのこと。
生物が生命を維持するために摂取すべき物質は栄養素です。
(2) 栄養素には、生体内において他の栄養素に変換されるものがあります。
例えば、糖質やたんぱく質が中性脂肪として蓄えられることがあります。
(3) 欠乏症は、潜在的な欠乏状態を経て生じます。
これは、栄養素が体内に一定量貯蔵されているためです。
(4) エネルギーの過剰摂取は、肥満を誘発します。
マラスムスは、エネルギーの摂取不足により誘発されます。
(5) 飽和脂肪酸の過剰摂取は、循環器疾患のリスクをあげます。
他にも、糖尿病のリスクが上がるなど、様々な病気を誘発します。
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03
栄養とは、生物が生命を維持するためにエネルギーを取ることです。
(2)〇
栄養素には糖新生のように、アミノ酸から他の栄養のグルコースに変換されることがあります。
(3)〇
欠乏症はある程度、潜在的な欠乏状態が続いたあとに生じます。
(4)×
エネルギーとたんぱく質両方不足しているのがマラスムスです。
(5)×
飽和脂肪酸の過剰摂取は循環器疾患リスクを上げるため注意が必要です。
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