管理栄養士の過去問
第32回
基礎栄養学 問71
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問題
第32回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問71 (訂正依頼・報告はこちら)
消化管ホルモンに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- ガストリンの分泌は、胃に食塊が入ると抑制される。
- ガストリンの分泌は、セクレチンによって促進される。
- セクレチンの分泌は、十二指腸内H+濃度の上昇によって抑制される。
- コレシストキニンの分泌は、消化物中のペプチドによって促進される。
- 膵臓からのHCO3-の分泌は、コレシストキニンによって促進される。
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この過去問の解説 (3件)
01
ガストリンの分泌は胃に食べ物が入ることで促進されます。
(2)×
ガストリンの分泌量はセクレチンとは関係ありません。ガストリンの分泌の後にセクレチンの分泌があります。
(3)×
セクレチンの分泌は十二指腸内H⁺濃度の上昇により促進されます。
(4)〇
コレシストキニンは十二指腸内のペプチドやアミノ酸によって促進されます。
(5)×
膵臓からのHCO₃-分泌はコレシストキニンではなく、セクレチンによって促進されます。
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02
(1)✖ ガストリンの分泌は、食物の刺激で促進され、ガストリンによって胃酸の分泌が促進されます。
(2)✖ セクレチンによって胃酸の分泌は抑制されます。セクレチンは食物が胃から小腸に移動してくるころ分泌されるので、胃酸はもう必要ないからです。
(3)✖ セクレチンの分泌は、胃酸による十二指腸内H+濃度の上昇によって促進されます。
(4)〇 コレシストキニンの分泌は、消化物中のペプチドやアミノ酸、脂肪酸によって促進されます。
(5)✖ コレシストキニンが分泌される前に、セクレチンよって膵臓からのHCO3-の分泌が促進されます。
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03
解説
(1) ガストリンの分泌は、食前の五感の刺激によって迷走神経が興奮し、分泌されます。
さらに胃に入った食物が胃壁を刺激し、分泌されます。
胃のG細胞から分泌されるガストリンは、胃酸やペプシノーゲン、胃の運動などを促進します。
(2) ガストリンの分泌は、五感や食物の胃壁への刺激により促進されます。
(3) セクレチンの分泌は、十二指腸内水素イオン濃度の上昇によって促進されます。
腸のS細胞から分泌されるセクレチンは、膵液中の重炭酸イオンの分泌を促進します。
胃酸やガストリン、ペプシノーゲンの分泌を抑制します。
(4) コレシストキニンの分泌は、食物中のペプチドによって促進されます。
腸のI細胞から分泌されるコレシストキニンは、胆嚢の収縮を促し、膵臓からの酵素分泌を促進します。
(5) 膵臓からの重炭酸イオンの分泌は、セクレチンの分泌更新によって促進されます。
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