管理栄養士の過去問
第32回
応用栄養学 問91
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第32回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問91 (訂正依頼・報告はこちら)
離乳の進め方に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 哺乳反射が活発になってきたら、離乳食を開始する。
- 離乳を開始して1か月を過ぎた頃から、離乳食は1日3回にする。
- 歯ぐきでつぶせる固さのものを与えるのは、生後9か月頃からである。
- はちみつは、生後9か月頃より与えてよい。
- 卵は、卵白から全卵へ進めていく。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
哺乳反射とは母乳を飲むための反射機能です。
よって哺乳反射が弱くなってくるため、離乳食を開始することになります。
(2)×
離乳を開始して1か月頃は1日1~2回の回数です。
離乳食は開始して4か月頃から様子をみて3回食にします。
(3)〇
(4)×
はちみつは1歳になるまで使用しません。
(5)×
卵は卵黄から始め、全卵に移行します。
参考になった数7
この解説の修正を提案する
02
解説
(1) 哺乳反射が減弱してきたら、離乳食を開始します。
生後5、6ヶ月頃です。
(2) 離乳食を1日3回にするのは、離乳を開始して4~5ヶ月後の、生後9~11ヶ月頃です。
(3) 月齢と固さの目安は
・開始時はなめらかに潰したもの
・生後7、8ヶ月頃に舌で潰せる固さ
・生後9~11ヶ月頃は歯ぐきで潰せる固さ
・生後12~18ヶ月頃は歯ぐきで噛める固さ
とされています。
(4) フォローアップミルクは不足しがちな栄養素を補うためのもので、代替品ではありません。
(5) 卵は、アレルギー原因物質が少ない卵黄から全卵と進めていきます。
参考になった数3
この解説の修正を提案する
03
(1)✖ 生後5~6カ月ごろに、スプーンなどを舌で押し出す哺乳反射が弱まってくるので離乳食を開始し、徐々に慣らしていきます。
(2)✖ 離乳食は生後7~8カ月を目安に1日2回へ、生後9~11カ月を目安に1日3回へ増やしていきます。
(3)〇 固さも、初めはなめらかにすりつぶした状態→2回食に移るころには、形は残るが舌でつぶせるもの→3回食に移る生後9カ月ごろからは、形はあるが歯ぐきでつぶせる固さのものへと進めます。
(4)✖ はちみつは、乳児ボツリヌス症のリスクを避けるため、1歳を過ぎるまでは食べさせないようにします。
(5)✖ 卵アレルギーの原因のほとんどは、卵白由来のたんぱく質です。しっかり加熱するとたんぱく質が変性し、アレルギーのリスクは下がるので、しっかりと加熱した卵黄→しっかりと加熱した全卵へ進めます。半熟は加熱した卵に慣れてからがよいでしょう。
参考になった数0
この解説の修正を提案する
前の問題(問90)へ
第32回問題一覧
次の問題(問92)へ