管理栄養士の過去問
第32回
応用栄養学 問95
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
第32回 管理栄養士国家試験 応用栄養学 問95 (訂正依頼・報告はこちら)
更年期の女性に起こる変化である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 血清HDLコレステロール値の上昇
- エストロゲン分泌量の増加
- 黄体形成ホルモン( LH )分泌量の増加
- 卵胞刺激ホルモン( FSH )分泌量の減少
- 骨吸収の抑制
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
解説
(1) 血清HDL-コレステロール値は低下します。
(2) エストロゲン分泌量は減少します。
卵胞刺激ホルモンは分泌が増加しますが、卵巣の機能が低下しているため卵胞ホルモンの分泌は減少します。
(3) 黄体形成ホルモンの分泌量は増加します。
黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が減少しているため、黄体形成ホルモンは分泌が増加します。
(4) 卵胞刺激ホルモン分泌量は増加します。
卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が減少しているため、卵胞刺激ホルモンは分泌が増加します。
(5) 骨吸収は促進されます。
骨吸収とは、血液中にカルシウムが溶ける働きで、骨を壊す方向の動きです。エストロゲンは骨形成の作用がありますが、エストロゲンの分泌が減少した更年期ではそれが働かず、骨吸収が促進されます。
参考になった数11
この解説の修正を提案する
02
更年期の女性はHDL-コレステロール値は低下し、LDL-コレステロール値は増加します。
(2)×
エストロゲン分泌量は低下します。
エストロゲンにはLDL-コレステロール値を低下させる作用があります。よって、更年期はLDL-コレステロール値が増加します。
(3)〇
(4)×
エストロゲンなどのホルモンの働きが弱まったことで、卵胞刺激ホルモン分泌量は増加します。
(5)×
更年期の女性の骨吸収は促進されます。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
03
更年期には、卵巣由来の卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が減少し、それに対応して脳下垂体前葉から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体形成ホルモン(LH)分泌量は増加します。
(1)✖ エストロゲンの低下により、血清LDLコレステロールや中性脂肪の値が上昇しやすくなります。
(2)✖ エストロゲン分泌量は低下します。
(3)〇 黄体形成ホルモン( LH )分泌量は増加します。
(4)✖ 卵胞刺激ホルモン( FSH )分泌量も増加します。
(5)✖ エストロゲンの低下により、骨代謝のバランスが崩れ、骨吸収による骨からのカルシウム溶出が亢進します。
参考になった数2
この解説の修正を提案する
前の問題(問94)へ
第32回問題一覧
次の問題(問96)へ