管理栄養士の過去問
第32回
栄養教育論 問109
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問題
第32回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問109 (訂正依頼・報告はこちら)
小学校において、1年生が正しく箸を使えるようになることをねらいとした、食に関する指導を実施することとなった。ねらいに合った環境目標である。正しいのはどれか。2つ選べ。
- ランチルームに置く、箸のサイズの種類を増やす。
- 自宅でも、正しく箸を使う児童を増やす。
- 給食で、地場産物を活用した献立を増やす。
- 縦割り給食で、1年生に箸の持ち方を教える上級生を増やす。
- 箸の使い方のマナーを、知っている児童を増やす。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.(正)お箸のサイズの種類を増やすことで、それぞれ自分にあったお箸を使うことができるため、ねらいにあった環境目標といえます。
2.(誤)自宅でも正しいお箸の使い方を教えられる児童の数を増やすという形にすれば、環境目標となります。
3.(誤)給食で地場産地を活用した献立にしても、お箸の正しい使い方ができるとは言えません。
4.(正)上級生から正しいお箸の使い方を教えてもらえる環境をつくることは、ねらいにあった環境目標と言えます。
5.(誤)一見正解に感じますが、お箸の使い方のマナーは学習目標であり、正しくお箸を使えるようになることとはあまり関係ありません。
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02
目標には3つの種類があります。
学習目標
・正しい知識を身につけることを目的とした目標。
行動目標
・正しい行動を身につけ、それを維持することを目的とした目標。
環境目標
・望ましい環境を整備することを目的とした目標。
1.(正)ランチルームの箸のサイズの種類を増やすことは、児童の手の大きさにあった箸を選んで使うことができる部屋をつくるという『環境目標』となります。
2.(誤)自宅でも、正しく箸を使う児童を増やすことは、日常的に正しい行動をする児童を増やす『行動目標』となります。
3.(誤)給食で、地場産物を活用した献立を増やすことは、”1年生が正しく箸を使えるようになることをねらいとした指導”の内容と合致していません。
4.(正)1年生に箸の持ち方を教える上級生を増やすことは、正しい方法で箸を使う上級生が周囲にいるという環境をつくることにつながります。
よって『環境目標』となります。
5.(誤)箸の使い方のマナーを、知っている児童を増やすことは、正しい知識を身につけている児童を増やす『学習目標』となります。
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03
「1」:正解です。
「ランチルームの箸」という環境を整備することで、箸が正しく使えることに繋がると考えられます。
「2」:自宅でも箸を正しく使う児童を増やすことは具体的な「行動目標」です。
「3」:箸を正しく使えることには繋がりません。
「4」:正解です。
「上級生」という環境を整備することでねらいの達成に繋がると考えられます。
「5」:「学習目標」であり「環境目標」ではありません。
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