管理栄養士の過去問
第32回
栄養教育論 問111
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問題
第32回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問111 (訂正依頼・報告はこちら)
独居の後期高齢者に対し、低栄養改善を目的とした訪問栄養指導を行った。実施記録内容と評価の種類の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 訪問前の電話の会話記録から、学習者の準備性を確認した。 −−−−−−−−−−− 企画評価
- 訪問時の記録から、会話内容の理解度を確認した。 −−−−−−−−−−−−−−−−− 影響評価
- 訪問前後の体重の変化から、学習者の低栄養改善を確認した。 −−−−−−−−− 経過評価
- 一緒に料理を作った時の記録から、学習者の調理技術を確認した。 −−−−− 結果評価
- 食料品の買い物の記録から、学習者のおおよその食費を確認した。 −−−−− 経済評価
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この過去問の解説 (3件)
01
1.(正)準備性を確認⇒プログラムを始める前の計画段階であるので企画評価で正解です。
2.(誤)理解度を確認⇒プログラムの実施段階に関する評価⇒経過評価
3.(誤)低栄養改善を確認⇒プログラム実施後の最終結果の評価⇒結果評価
4.(誤)調理技術を確認⇒プログラムの実施段階に関する評価⇒経過評価
5.(誤)食費を確認⇒プログラムを実施したことによる影響の評価⇒影響評価
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02
1.(正)準備性を確認することは、対象者の知識を把握し、プログラムの内容を決定することにつながります。よって『企画評価』で正解です。
2.(誤)プログラム中に対象者の理解度を把握することは『経過評価』にあたります。
3.(誤)プログラム実施後の客観的な数値の評価は、『結果評価』にあたります。
4.(誤)調理技術の確認は、プログラム中の対象者の技術の把握を評価しているので『経過評価』にあたります。
5.(誤)経済評価とは”プログラムの実施にかかった費用に対してどの程度の効果があったか”を評価するものなので、対象者の食費の割合などは経済評価にはあたりません。
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03
評価の種類について理解しているかが問われる問題となります。
1:正解です。
プログラムの計画段階についての評価である「企画評価」です。
2:指導中の経過を評価する「経過評価」です。
「影響評価」とはプログラムの実施により短期間で起きた行動の変化を評価するものであるため、適しません。
3:結果目標の達成の度合いを評価する「結果評価」です。
4:プログラムの経過を評価する「経過評価」です。
5:「経済評価」とはプログラムの実施にかかった費用に対し、それに見合った効果が得られたかという評価であり、学習者の経済状況とは関係ありません。
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