管理栄養士の過去問
第32回
臨床栄養学 問116

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問題

第32回 管理栄養士国家試験 臨床栄養学 問116 (訂正依頼・報告はこちら)

臨床栄養に関わる用語とその説明の組合せである。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • アドヒアランス −−−−−−−−−−−− 治療への患者の積極的な参加
  • バリアンス −−−−−−−−−−−−−−−− 情報開示に対する患者の権利
  • ターミナルケア −−−−−−−−−−−− 重症度の判別
  • ノーマライゼーション −−−−−− 治療の標準化
  • リスクマネジメント −−−−−−−− 障がい者と健常者との共生

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【1】です。

1.(正)アドヒアランス・・・患者が治療方針の決定に賛同し、積極的に治療を受けること

2.(誤)バリアンス・・・計画されていたことが何らかの原因で変更となり、目標が未達成となること(クリニカルパスから逸脱)

3.(誤)ターミナルケア・・・終末期に行われる医療のこと

4.(誤)ノーマライゼーション・・・障害の有無にかかわらず平等に人権が保障され、自己のライフスタイルが主体的に選択でき、能力・経済効率主義にくみしない共生社会の模索のこと

5.(誤)リスクマネジメント・・・組織的なリスクの管理により、損失の機会を減らす目的で行われること

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02

正解は「1」

1.(正)アドヒアランスは患者本人が、治療に積極的に参加することを指します。

2.(誤)バリアンスとは、治療計画であるクリニカルパスから逸脱した、ということを指します。
情報開示に対する患者の権利は、インフォームドコンセントです。

3.(誤)ターミナルケアとは終末期医療とも言われ、疾病の治癒ではなく、患者のQOLを保つことに重点を置いた治療のことを指します。
重症度の判別は、トリアージです。

4.(誤)ノーマライゼーションとは障がいをもつ人も、もたない人も平等に生活できる社会を実現させる考え方のことを指します。
治療の標準化は、計画的な治療の方針を定めるということでクリニカルパスとなります。

5.(誤)リスクマネジメントとは起こる可能性のあるリスクや発生時の対策をあらかじめ検討し、リスクの回避や最小化をすることを指します。
障がい者と健常者との共生は、ノーマライゼーションとなります

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03

正解:「1」

1:正解です。
アドヒアランスとは治療への患者の積極的な参加のことをいいます。

2:バリアンスとはクリニカルパスから逸脱したものをいいます。
情報開示に関する患者の権利はリスボン宣言によるものです。

3:ターミナルケアとは終末期患者がより尊厳を保つ生活をできるようQOLを保つことに重点をおいた治療のことです。
重症度の判別はトリアージといいます。

4:ノーマライゼーションとは障がい者と健常者を区別せず、社会生活を共にすることが望ましいとする考えです。
治療の標準化として取り入れられるのはクリニカルパスです。

5:リスクマネジメントとは、医療事故やトラブルを未然に防ぐために、病院の組織を管理、調整された活動のことです。
障がい者と健常者の共生はノーマライゼーションに基づく考えです。

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