管理栄養士の過去問
第33回
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問34

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問題

第33回 管理栄養士国家試験 人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 問34 (訂正依頼・報告はこちら)

腎・尿路系疾患に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 急激な腎血流量減少は、腎前性急性腎不全の原因になる。
  • 糖尿病腎症の第4期は、たんぱく尿の出現で判定される。
  • 慢性腎不全では、低リン血症がみられる。
  • 腎代替療法のうち最も多いのは、腎移植である。
  • 無尿は、透析導入の必須項目である。

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この過去問の解説 (3件)

01

1(○)腎前性急性腎不全は、循環血液量の減少や、心拍出量の低下が原因として引き起ります。

2(×)たんぱく尿が指標とされるのは、3期までです。

3(×)慢性腎不全では、高リン血症になります。伴って、副甲状腺ホルモンの分泌の増加をもたらします。

4(×)腎移植ではなく透析が用いられます。

5(×)透析導入は、GFR、Cr、腎機能のレベルや疾患などを考慮して判断されます。

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02

1.〇
腎前性急性腎不全とは、腎臓は正常であるにもかかわらず、突然腎機能が低下することで起こります。

2.✕
たんぱく尿の出現で判定されるのは、糖尿病腎症の第3期です。

3.✕
慢性腎不全でみられるのは、高リン血症です。

4.✕
腎代替療法で最も多いのは、透析です。

5.✕
無尿は、透析導入の必須項目ではありません。
年齢や糖尿病を発症しているかどうかなどで判断し、透析を導入するかどうかを決定します。

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03

1.○ 老廃物を十分排泄できなくなってしまいます。

2.× たんぱく尿の出現が判定に使われるのは、第3期までです。
  第4期はeGFRが判定に使われます。

3.× 低リン血症ではなく、高リン血症です。

4.× 腎移植ではなく、透析です。

5.× eGFRの数値や、腎機能の低下(10%以下)度合いで透析導入が決まります。

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