管理栄養士の過去問
第33回
食べ物と健康 問48

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問題

第33回 管理栄養士国家試験 食べ物と健康 問48 (訂正依頼・報告はこちら)

調味料に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • みその褐色は、酵素反応による。
  • しょうゆのうま味は、全窒素分を指標とする。
  • みりん風調味料は、混成酒である。
  • バルサミコ酢の原料は、りんごである。
  • マヨネーズは、油中水滴型(W/O型)エマルションである。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「しょうゆのうま味は、全窒素分を指標とする。」です。

選択肢1. みその褐色は、酵素反応による。

(×)味噌はアミノカルボニル反応(メイラード反応)です。糖+アミノ酸によって反応が起こります。酵素的変化の例として、にんにくのアリインをアリイナーゼという酵素が反応して、アリシンという香り成分を生成します。

選択肢2. しょうゆのうま味は、全窒素分を指標とする。

(○)醤油のうまみ指標は全窒素分ではかられます。特選醤油だと全窒素分が1.5以上、標準だと1.2以上です。

選択肢3. みりん風調味料は、混成酒である。

(×)酒類はアルコール1%以上のものは嗜好飲料です。混成酒は、リキュール、梅酒などの醸造酒や蒸留酒に香料や甘味料・薬味を加えたものをいいます。本みりんはアルコール14%なので分類されますがみりん風味調味料はアルコール1%未満なので含まれません。

選択肢4. バルサミコ酢の原料は、りんごである。

(×)バルサミコ酢の原料はブドウです。長期における樽貯蔵が特徴です。

選択肢5. マヨネーズは、油中水滴型(W/O型)エマルションである。

(×)マヨネーズは水中油滴型(o/w型)エマルションです。中水滴型(w/o型)はバター、マーガリンなどです。

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02

正解は「しょうゆのうま味は、全窒素分を指標とする。」です。

選択肢1. みその褐色は、酵素反応による。

みその褐色は、非酵素反応のアミノカルボニル反応によるものです。

選択肢2. しょうゆのうま味は、全窒素分を指標とする。

原材料となる大豆に含まれるたんぱく質が分解されたアミノ酸がうまみ成分であるため、全窒素分を指標としています。

選択肢3. みりん風調味料は、混成酒である。

みりんは、混成酒です。

選択肢4. バルサミコ酢の原料は、りんごである。

バルサミコ酢の原料は、ぶどうです。

選択肢5. マヨネーズは、油中水滴型(W/O型)エマルションである。

マヨネーズは、水中油滴型(O/W型)エマルションです。

参考になった数6

03

正解は「しょうゆのうま味は、全窒素分を指標とする。」です。

選択肢1. みその褐色は、酵素反応による。

× みその褐色は、メイラード反応によるものです。赤味噌などの長時間熟成を指します。

選択肢2. しょうゆのうま味は、全窒素分を指標とする。

○ 窒素分の含量や色度で区分されます。

選択肢3. みりん風調味料は、混成酒である。

×  みりん風調味料は、アルコール度数1%未満です。

選択肢4. バルサミコ酢の原料は、りんごである。

× バルサミコ酢の原料は、ぶどうです。

選択肢5. マヨネーズは、油中水滴型(W/O型)エマルションである。

× マヨネーズは、水中油滴型(O/W型)エマルションです。

バターやマーガリンが油中水滴型(W/O型)エマルションです。

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