管理栄養士の過去問
第33回
基礎栄養学 問77
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問題
第33回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問77 (訂正依頼・報告はこちら)
食後の脂質代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
- 血中のVLDL濃度は、低下する。
- 血中の遊離脂肪酸濃度は、上昇する。
- 肝臓でトリアシルグリセロールの合成は、亢進する。
- 肝臓でケトン体の産生は、亢進する。
- 脂肪組織でホルモン感受性リパーゼ活性は、上昇する。
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この過去問の解説 (3件)
01
1.血中のVLDL濃度は、上昇します。
2.血中の遊離脂肪酸濃度は、低下します。血中の遊離脂肪酸濃度は、空腹時に上昇します。
3.肝臓でトリアシルグリセロールの合成は、亢進します。
4.肝臓でケトン体の産生は、低下します。
5.脂肪組織でホルモン感受性リパーゼ活性は、低下します。
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02
1…食後、肝臓で合成されたトリアシルグリセロールはVLDLの形で活発に血中に分泌され、血液内を移動しながら体中の細胞にトリグリセリドを配ります。そのため、血中のVLDL濃度は上昇します。
2…食後は、インスリンの分泌が亢進するので脂肪細胞のトリアシルグリセロールの分解が抑制されます。そのため、遊離脂肪酸濃度は上昇しません。
3…文章の通りです。
4…ケトン体の生成が亢進するのは、絶食によってグルコースが不足するときです。肝臓では糖新生が活発になるとともに、脂肪組織からの遊離脂肪酸が大量に取り込まれ、遊離脂肪酸がアセチルCoAに変換されます。過剰なアセチルCoAはTCA回路で処理しきれないため、ケトン体へと変換されます。そのため、食後ではケトン体の産生は行われません。
5…ホルモン感受性リパーゼは、インスリンの分泌が亢進すると、活性が抑制されます。食後はインスリン分泌が亢進するため、脂肪組織ではホルモン感受性リパーゼ活性は低下します。
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03
1 . 血中のVLDL濃度は、上昇します。
2 . 血中の遊離脂肪酸濃度は、低下します。
3 . 肝臓でトリアシルグリセロールの合成は、亢進します。
4 . 肝臓でケトン体の産生は、低下します。
5 . 脂肪組織でホルモン感受性リパーゼ活性は、低下します。
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