管理栄養士の過去問
第33回
基礎栄養学 問81

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問題

第33回 管理栄養士国家試験 基礎栄養学 問81 (訂正依頼・報告はこちら)

鉄の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  • 消化管における非ヘム鉄の吸収率は、ヘム鉄と比べて高い。
  • 消化管における非ヘム鉄の吸収率は、鉄欠乏により低下する。
  • 体内の総鉄量の大部分は、貯蔵鉄として存在する。
  • 体内の機能鉄の大部分は、骨格筋に存在する。
  • 赤血球の破壊で遊離した鉄は、ヘモグロビンの合成に再利用される。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【5】です。

1.消化管における非ヘム鉄の吸収率は、ヘム鉄と比べて低いです。非ヘム鉄は、緑黄色野菜、豆類、卵などに含まれ、ヘム鉄は、主に魚や肉類に含まれます。

2.消化管における非ヘム鉄の吸収率は、鉄欠乏により上昇します。

3.体内の総鉄量の大部分は、機能鉄として存在します。

4.体内の機能鉄の大部分は、赤血球に存在します。

5.赤血球の破壊で遊離した鉄は、ヘモグロビンの合成に再利用されます。

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02

正解は 5 です。

1…ヒトは基本的に二価鉄(Fe2+)の形でしか吸収できないので、三価鉄(Fe3+)は胃で二価鉄に還元されてから吸収されます。非ヘム鉄には三価鉄を多く含むので、非ヘム鉄の吸収率はヘム鉄の吸収率よりも悪くなります。

2…非ヘム鉄の吸収率はフィチン酸やタンニン、シュウ酸によって低下します。

3…大部分は、酸素運搬や酵素機能を持つ機能鉄として存在します。貯蔵鉄は、鉄の貯蔵や輸送に使用されます。

4…貯蔵鉄の大部分は血液中に存在します。

5…脾臓で遊離した鉄はトランスフェリンと結合し、血清鉄となります。

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03

正解は≪5≫です。

1 . 消化管における非ヘム鉄の吸収率は、ヘム鉄と比べて低いです。

2 . 消化管における非ヘム鉄の吸収率は、鉄欠乏により上昇します。

3 . 体内の総鉄量の大部分は、機能鉄として存在します。

4 . 体内の機能鉄の大部分は、血液中に存在します。

5 . 赤血球の破壊で遊離した鉄は、ヘモグロビンの合成に再利用されます。

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