管理栄養士の過去問
第33回
栄養教育論 問102
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問題
第33回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問102 (訂正依頼・報告はこちら)
経済的な困窮のために、「子どもに十分な食事を食べさせてあげられない」と悲嘆している親への栄養カウンセリングにおける、共感的理解を示す記述である。
正しいのはどれか。2つ選べ。
正しいのはどれか。2つ選べ。
- 「子どもに十分に食べさせてあげられないことが辛いのですね」と返す。
- 経済的に困窮している理由を尋ね、「それはお気の毒ですね」と伝える。
- 子どもの食事記録から、不足の可能性のある栄養素について説明する。
- 地域で開催されている、子ども食堂の場所と参加方法を紹介する。
- 親が言葉を詰まらせた時に、うなずきながら「ゆっくりで良いですよ」と言う。
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この過去問の解説 (3件)
01
栄養カウンセリングの技法には、
・傾聴…相手の話にしっかり耳を傾けるくこと
・受容…相手のありのままの言葉や感情を受け入れること
・共感的理解…相手の立場に立ち、気持ちや考え方を理解しようとすること
などがあります。
出題の「共感的理解」は、上記の通り相手の立場に立つものであり、自分の物差しにあてはめて解釈する「同情」とは区別されます。また、自らの意見や気持ちを述べたり、評価や情報の提供を行うことでもありません。
◎1:共感的理解です。
2:自らの意見を述べているため、共感的理解ではありません。
3:不足栄養素の説明は、共感的理解ではありません。
4:情報提供であり、共感的理解ではありません。
◎5:共感的理解です。
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02
「共感的理解」とは、相手の感情や言葉を自分のことのように感じとり、無条件に受容することです。
同情とは区別して、相手の立場で同じ感情をもつことです。
1.同じ立場になり、同じ気持ちを感じているので「共感的理解」です。
2.困窮理由に意見を述べることは「同情」です。
3.不足栄養素の説明は「情報提供」です。
4.子ども食堂に関する「情報提供」です。
5.言葉が出てこない状況を受容している「共感的理解」です。
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03
2 . 理由を尋ねることは共感的理解にはならないので×です。
3 . 説明することは共感的理解ではないので×です。
4 . 紹介する、提案することは共感的理解にはならないので×です。
5 . 相手を受け入れて相手を尊重しているので、共感的理解となり〇です。
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