管理栄養士の過去問
第33回
栄養教育論 問114
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問題
第33回 管理栄養士国家試験 栄養教育論 問114 (訂正依頼・報告はこちら)
特別支援学校高等部の、料理を作ることが可能な生徒を対象に、調理実習を伴う栄養教育を実施する。対象者と安全に調理するための配慮の組合せである。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 視覚障害者 ―――― 包丁を使う作業をさせない。
- 聴覚障害者 ―――― 後ろから声をかけない。
- 肢体不自由者 ――― 車椅子で作業できる調理台を使う。
- 病弱者 ―――――― 食事制限の有無を確認する。
- 知的障害者 ―――― 次の作業を促す言葉かけを行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
それぞれの障害の特徴に合わせた教育と配慮が欠かせません。
「できない=やらせない」のではなく、できるようにすることも大切です。
1 . 視覚障害者 ―――― 包丁を使う作業をさせない。
誤りです。視覚障害がある中でも、安全に包丁を使う方法を教育します。
2 . 聴覚障害者 ―――― 後ろから声をかけない。
聴覚障害では、後ろからの声かけは気づけない場合があるため避けるようにします。
3 . 肢体不自由者 ――― 車椅子で作業できる調理台を使う。
車椅子のまま調理できる環境づくりに配慮します。
4 . 病弱者 ―――――― 食事制限の有無を確認する。
口にしてはいけない食品がある場合は、命に関わりますので、必ず確認するようにします。
5 . 知的障害者 ―――― 次の作業を促す言葉かけを行う。
作業の流れを理解しにくいため、こちらからの促しで作業が進められるよう配慮します。
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02
2 . 聴覚障害者 ―――― 相手の視界に入る場所から声をかける配慮が必要です。
3 . 肢体不自由者 ――― 車椅子のままで作業できる環境を整える配慮が必要になります。
4 . 病弱者 ―――――― 食事制限の有無は必ず確認します。
5 . 知的障害者 ―――― 理解度に応じた声掛けが必要です。
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03
1:視覚障害者に包丁を使う作業をさせないのではなく、安全に包丁を扱えるような教育内容とすることが望ましいため、誤った配慮となります。
2:聴覚障害者 ― 後ろから声をかけない。
後ろからではなく顔が見える位置から声をかけるなど、わかりやすい伝え方をすることは正しい配慮です。
3:肢体不自由者 ― 車椅子で作業できる調理台を使う。
車椅子のまま安全に作業出来るようにすることは正しい配慮です。
4:病弱者 ― 食事制限の有無を確認する。
食事制限に合わせた実習内容とすることは正しい配慮です。
5:知的障害者 ― 次の作業を促す言葉かけを行う。
スムーズに作業が行えるような声かけは安全面への正しい配慮です。
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